「ジハード」について
投稿者: sascom007 投稿日時: 2003/05/08 17:03 投稿番号: [5133 / 20008]
「ジハード」とは、元々アラビア語で“定まった目的のための努力”の意。
イスラムの理念では、世界はイスラムの主権が確立された「ダル・アル・イスラム」でなければならない。しかし現実にはまだイスラムの主権が確立されていない「ダル・アル・ハルブ(戦争世界)」が存在するので、そこではイスラムの主権が確立されるまで「ジハード」が必要ということにになる。また「ダル・アル・イスラム」が異教徒によって脅かされる時にも「ジハード」が必要になる。
「ジハード」はムスリムに課せられた義務であり、この義務を果たす当たっては、直接戦闘員としての「ジハード」参加だけでなく、浄財の提供など様々な形がある。
なお君主は、「ムフティー(イスラム法学者)」の「ファトワ(意見書)」を得て、個々のムスリムを「ジハード」に動員することができる。
「ジハード」の戦死者には、「シャヒード(殉教者)」として、天国が約束されている。
また理念的な「イスラム法」では、異教徒の中でも偶像崇拝者は彼らが改宗するまで「ジハード」の対象であるが、ユダヤ教徒、キリスト教徒、マンダ教徒ら所謂一神教の「啓典の民」は、彼らがムスリムの主権下にあることを認めれば、その信仰を保持することが許された。(もっとも歴史的には、ヒンドゥー教徒、仏教徒なども、ムスリムの主権を認めさえすれば、実際上は信仰を保持できた)
「ジハード」は「コラーン」において、ムスリムの重要な務めとされており、七世紀の「大征服」は、「ジハード」によるムスリムの主権確立の代表的例として位置付けられている。
一部のムスリムは、「ジハード」の意味として“善良なムスリムになるための、自己の内部での戦い”との解釈を打ち出しているが、現代における「ジハード」の基本的定義は、“武装した異教徒を追い出すための戦い”であり、さらに“イスラム世界を拡大するための戦い”である。
なお「シーア派」の中には、「ジハード」は“真のイマームが顕現するまで永遠に続く戦い”と解釈しているグループもある。
●クトゥブ主義
「スンニー派原理主義者」のカリスマ的存在であるサイード・クトゥブ(1906〜1966)の「ジハード論」を奉じる人々は、クトゥブ主義者と呼ばれており、「ムスリム同胞団」の幹部や、「アルカイダ」の幹部にはクトゥブ主義者が多い。
クトゥブ自身は、ナセル大統領を批判したため、逮捕され処刑された。
●ホメイニ主義
「シーア派原理主義者」のイデオローグであるルホラ・ホメイニ師(1902〜1989)の「シーア派イスラム革命論」を受け継ぐ人々は、ホメイニ主義者と呼ばれており、イランの高位聖職者や「ヒズボラ」「イスラム・アマル」「ムーサ・サドル・グループ」などの幹部はホメイニ主義者で占められている。
クトゥブ主義とホメイニ主義の最も異なる部分を一言で述べるなら、クトゥブ主義が“ムスリム主権が確立された世俗国家の存在を認める”ことに対して、ホメイニ主義は“世俗国家は全て非イスラム的存在であり、イスラム聖職者が直接統治する祭政一致の神聖国家以外は認められない”ということであろう。
イスラムの理念では、世界はイスラムの主権が確立された「ダル・アル・イスラム」でなければならない。しかし現実にはまだイスラムの主権が確立されていない「ダル・アル・ハルブ(戦争世界)」が存在するので、そこではイスラムの主権が確立されるまで「ジハード」が必要ということにになる。また「ダル・アル・イスラム」が異教徒によって脅かされる時にも「ジハード」が必要になる。
「ジハード」はムスリムに課せられた義務であり、この義務を果たす当たっては、直接戦闘員としての「ジハード」参加だけでなく、浄財の提供など様々な形がある。
なお君主は、「ムフティー(イスラム法学者)」の「ファトワ(意見書)」を得て、個々のムスリムを「ジハード」に動員することができる。
「ジハード」の戦死者には、「シャヒード(殉教者)」として、天国が約束されている。
また理念的な「イスラム法」では、異教徒の中でも偶像崇拝者は彼らが改宗するまで「ジハード」の対象であるが、ユダヤ教徒、キリスト教徒、マンダ教徒ら所謂一神教の「啓典の民」は、彼らがムスリムの主権下にあることを認めれば、その信仰を保持することが許された。(もっとも歴史的には、ヒンドゥー教徒、仏教徒なども、ムスリムの主権を認めさえすれば、実際上は信仰を保持できた)
「ジハード」は「コラーン」において、ムスリムの重要な務めとされており、七世紀の「大征服」は、「ジハード」によるムスリムの主権確立の代表的例として位置付けられている。
一部のムスリムは、「ジハード」の意味として“善良なムスリムになるための、自己の内部での戦い”との解釈を打ち出しているが、現代における「ジハード」の基本的定義は、“武装した異教徒を追い出すための戦い”であり、さらに“イスラム世界を拡大するための戦い”である。
なお「シーア派」の中には、「ジハード」は“真のイマームが顕現するまで永遠に続く戦い”と解釈しているグループもある。
●クトゥブ主義
「スンニー派原理主義者」のカリスマ的存在であるサイード・クトゥブ(1906〜1966)の「ジハード論」を奉じる人々は、クトゥブ主義者と呼ばれており、「ムスリム同胞団」の幹部や、「アルカイダ」の幹部にはクトゥブ主義者が多い。
クトゥブ自身は、ナセル大統領を批判したため、逮捕され処刑された。
●ホメイニ主義
「シーア派原理主義者」のイデオローグであるルホラ・ホメイニ師(1902〜1989)の「シーア派イスラム革命論」を受け継ぐ人々は、ホメイニ主義者と呼ばれており、イランの高位聖職者や「ヒズボラ」「イスラム・アマル」「ムーサ・サドル・グループ」などの幹部はホメイニ主義者で占められている。
クトゥブ主義とホメイニ主義の最も異なる部分を一言で述べるなら、クトゥブ主義が“ムスリム主権が確立された世俗国家の存在を認める”ことに対して、ホメイニ主義は“世俗国家は全て非イスラム的存在であり、イスラム聖職者が直接統治する祭政一致の神聖国家以外は認められない”ということであろう。
これは メッセージ 1 (messages_admin さん)への返信です.
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