イスラエル/パレスチナ和平

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二国家共存方式について

投稿者: etranger3_01 投稿日時: 2002/12/03 09:37 投稿番号: [4632 / 20008]
元記事:   http://messages.yahoo.co.jp/bbs?.mm=NW&action=m&board=1143582&tid=9qbadda5fa5m4xoa2a1a1bepjsa1a6kddlua 5dca1bca5i&sid=1143582&mid=339

◆「今日の一言」―   binational sate   ―

2つ目のニュースに、イスラエルとパレスチナの「二国家共存方式」(a two-State
solution)という言葉が出てきます。これは、ガザ及び西岸地区にいわゆるパレスチナ
国家を建設するという考え方で、これまで、イスラエルとパレスチナ、仲介者で
あるアメリカが追求してきた目標です。

しかし、反テロ戦争キャンペーンの中で、こうした「2つの国家の共存」という
ことが非常に難しくなってきているため、国連が、あえてその目標を堅持することの重
要性を指摘しているのだと思います。

一方、少し違った角度からのソリューションを提案している知識人がいます。パ
レスチナ生まれの在米知識人として、現在はコロンビア大学で教鞭をとるE・W・サ
イード(Edward W. Said)は、イスラエルとパレスチナ国家の分離(partition or
separation)を前提とするソリューションは困難である、分離しようにもユダヤ人とパレスチナ人の居住地は複雑に入り組んで密接に関連していると主張、別に、「二重国家」
(binational sateあるいはa binational Israeli-Palestinianstate)という概念を提唱しています。

これは、一つの土地に2つの国民を共存させるもので、イスラエルとパレスチナ
の歴史家や知識人が、南アフリカの「真実と和解委員会」のようなものを作って過去の
事実を検討し、現在の出口なしの状況の打開を求める方がいいというのです。

こうした提案の評価をここで行うのは拙速を免れませんが、パレスチナ人であり
ニューヨーク市民でもあるサイードが、引き裂かれるような困難な状況の中で、和解の
道を模索している、その声には、もっと耳を傾けていいように思います。

文責:阿部 勝人 katsuto@issue.net
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