アイヒマンとシオニストの関係
投稿者: ALIEV 投稿日時: 2002/02/24 09:53 投稿番号: [2673 / 20008]
横レスですが・・
全部のレス目を通しているわけではないし、このトピの議論の展開がよくわからないけど、少し気になる部分があるもので。
多分、読まれている方も多いと思うが、広河隆一氏の本では次のような趣旨のことが書かれているとのこと(ネットからの再引用であるが、一応、概ね信用できると考えたもので)
http://www2m.biglobe.ne.jp/~shotaro/no187.htmlこの当時、ドイツ以外の各国もドイツ国内でユダヤ人弾圧が行われていることは知っていたものの、ユダヤ人亡命を受け入れたくない国が多かったことを、よく理解してほしい。広河氏はパレスチナへのユダヤ人移住は、西欧キリスト教社会全体にとっても望ましい解決方法だったとしている。
周辺諸国からユダヤ人流入お断り、ドイツの街中ではこっぴどい目に合う、シオニストの連中にとって、決して最善ではないが、ナチスと妥協して国内収容所への強制移送に協力したのもやむを得ない選択だったように思える。
ところで、ナチスの中にもユダヤ人虐殺に反対し、軍需産業における労働力として活用しようという考え方を持つ者が多数いた。軍需相のシュペーアなど。シオニストの誤算は、ヒトラー等の虐殺派によりアウシュビッツが起こってしまったことだろう。
もちろん、ユダヤ人社会内部においても教義上の対立があり、パレスチナへの移送のための資金にも制約があるわけだから、シオニストの教義に適合した、富裕層を優先的に移送させることにしたのでは。道徳的な問題はあるけど、彼らにとってはこうするしかなかったとも言える。
さらに、ハンナ・アレントの著作についてもネットで調べてみた限りではあるが、アイヒマンについて狂信者ではなく、官僚組織の中で淡々と職務遂行を遂行した人間であると描いているとのこと。要するに、アイヒマンも自分の置かれた立場の下で最も現実的な選択をしたと言える。職務に背いたら自分が強制収容所に送られるわけなんだし。
結局、シオニストとナチスとの陰謀といったような見方では、この問題を捉えられないと思うよ。善悪二元論では割りきれない、個々の人間、組織が置かれた厳しい制約条件の下で、悪魔と取引をすることもやむを得なかった、ということじゃないかな。最善の選択では無かったとしても。
これは メッセージ 2667 (hoihoi0080 さん)への返信です.
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