イスラエル/パレスチナ和平

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非妥協派としてのハマス

投稿者: syoumenkyousi 投稿日時: 2009/02/16 20:21 投稿番号: [18306 / 20008]
  パレスチナの自爆攻撃は「ヘブロン虐殺事件(1994)」後に始まったが、その戦術が一度採用されてしまうと、侵略側・支配者側からもそれが変形されたりして利用されてしまう。全く困ったことに、メディアの活躍(注:暴力団が広報を持っていたら、さぞかし犯罪もやりやすいのにと羨むような・・・)によってアラブは偏見によって理解される。

  イラン映画『一票のラブレター』を見たが、この本当に面白い映画の趣旨からは外れるが、若い男性が上半身裸で体を洗っている場所にいって兵士が言う場面がある。「女性の前だから服を着ろ」。もちろん、それとは別にアラブでは男でも肌は隠すから、こういう常識はアラブ旅行の時にも役立つはずだ。イラクで殺された日本人に半ズボンでイラクに行ってしまった人物がいたが、彼がイスラエル滞在の期間、アラブとの交友を築いていたら・・・とかいう田浪亜央江の指摘もある。

  「名誉殺人」などという言葉も耳にするが、じゃあハマスが選挙で勝ったことで、女性の権利が脅かされたかという質問をエリック・アザンがしている(『占領ノート〜一ユダヤ人が見たパレスチナの生活』の作者)。

  パレスチナ女性委員会書記によると、選挙前にアジス・ドウィク(現議会議長、その後イスラエルにより誘拐)の会見に参加し、女性が家族に殺された時(注:婚前交渉は厳しく罰せられ、その責任を負うのは女性)、それを実行した兄弟や従兄弟を殺人罪で裁くような法律を作ると彼が約束したという。法律を変えるにしても女性に有利になるように変えると約束したともいう。

  イスラム過激派(イスラム原理主義も同様)など呼ぶメディアは、ハマスを全く知らないのである。原則を曲げないことはいいことだ。よってこれからメディアは、「原則派、あるいは非妥協派ハマス」と呼んだらどうだ?


※注:
「ヘブロン虐殺事件(1994)」:極右ユダヤ人医師(バルフ・ゴールドシュタイン)が起こした。死者は60人を超え、負傷者は200。これをきっかけに自爆攻撃が開始された。
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