Re: パレスチナとアラブ 2
投稿者: adventureoftheultraworld 投稿日時: 2008/09/16 20:12 投稿番号: [15916 / 20008]
masajuly2001 さん、イスラエル・パレスチナ紛争について、もう少し勉強してみてください。
たとえば、パレスチナ側でいえば、ガザと西岸の分離独立。パレスチナ内部の難民組と現地組の協力と対立、ハマスとファタハおよび小規模組織間の権力闘争、ファタハ内部の世代間闘争、ハマス内部のガザ組とシリア亡命本部間の緊張、アラブ世界内の対米協調国と対米反発国、大衆の反米感情と各アラブ政府の関係(大衆の反米感情とパレスチナへの同情をときに利用し、時に抑圧する)、アラブ諸国とイランによる援助競争、湾岸アラブ諸国とイランの緊張、イラン=シリア間の同盟と緊張。こういった対立軸が衝突しながら、パレスチナを動かしているわけです。それを考慮せず、軍需産業大もうけだの親米湾岸諸国支配階層による締め付け強化だのいった話をしていても、与太話と一緒です。イスラエル・パレスチナ紛争は、反米膳のおかず一品にして済ませられるような話ではありません。
ヒントを一つ。イスラエルとパレスチナの対立は、双方の「和平派」と「戦争派」が戦っているのではありません。ハマスもリクードも平和を目指しています。ただ、それぞれが目指す「平和」の意味が違っているというだけです。
たとえば、ハマスにすればイスラエル政府が打倒され、歴史的パレスチナ全土にイスラム国家が成立する状況が平和なのですが、それはイスラエルにとってみれば平和ではありません。また、イスラエルにすれば、エルサレム旧市街をイスラエルが保有することが平和なのですが、パレスチナに取ってみれば、その状況は平和ではありません。狭い土地なのだから、無駄なことをしないで仲良くすれば良いじゃないか、と思ってしまいますがね。
これは メッセージ 15913 (masajuly2001 さん)への返信です.
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