ヘブル・ルネッサンス
投稿者: olive_peace 投稿日時: 2001/06/08 23:14 投稿番号: [1454 / 20008]
イスラエルでは公用語としてのヘブル(ヘブライ語)を重視し、各地にヘブライ語教室を設立してその普及に努めています。というのも、世界的に離散していたユダヤ人たちは、それぞれの地域で特有の言語を発達させてきたために、互いの意思疎通もままならないほど、言葉の隔たりができてしまったためです。
最もそれぞれの地域で発達してきた言語文化が、実生活上、ユダヤ文化を形成してきたために、ヘブルを「正しいユダヤ語」として学ばされることに、彼らはとても違和感を感じるようです。
ヘブルは近代、テオドール・ヘルツェルによって再興されるまでは永らくまったくの古語であり、ユダヤ人の生活の言葉としては機能していなかった歴史があります。その代わりに各地のユダヤ語が非常に長い間、人情の機微を表す日常語として使われていたわけです。
一方、イスラエル建国の思想(シオニズム)はヘルツェルら、主にアシュケナジーム〔東欧系)ユダヤ人によって進められた歴史があるのですが、彼らの「ユダヤ語の純化=ヘブルの再興」という運動が結果として、それまで自らの言語文化だったイディッシュ語を蔑むという矛盾を作ってしまったのでした。
このため現在もイスラエルは「人工言語文化」の匂いが強く、ともすると「不自然な寄せ集め文化」という実態が見え隠れするわけです。
イスラエルに、自分たちが先祖代々親しんできたユダヤ文化を見出せないで悩んでいるユダヤ人たち・・・彼らへの答えがイスラエルには今必要なんだと思います。
これは メッセージ 1 (messages_admin さん)への返信です.
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