イスラエル/パレスチナ和平

Yahoo! Japan 掲示板トピックビューアー

[ << 最初のページ | < 前のページ | メッセージリスト | 掲示板表示 | [ メッセージ # ] | 次のページ > | 最後のページ >> ]

アルジェリアの悲劇とパレスチナの悲劇 ②

投稿者: imonoyamashotengai 投稿日時: 2007/06/20 21:32 投稿番号: [13747 / 20008]
選挙になれば、今回の内部抗争を通して、
ファタハにもハマスにも嫌気がさしたという民衆が何割もいると思われます。
それが一体何割かは分かりませんが、確かに存在します。
しかし、その受け皿たる第三勢力の政党が結成されるかどうかは分かりません。
PFLPやDFLPといった既存の組織には余り期待できません。
私が知らないだけで、地元で地道な活動を行い、地元民衆に信頼されている
中小の勢力が連合して、第三政治勢力として現れることを期待しています。


①<『貧者の革命』という要素>
ガザ140万人の内、百万人が難民であり、ガザでは七割の失業率
ガザでは、官僚化したファタハに抗する
『貧者の革命』という要素もあると思います。
マルクス主義的には、失業者はプロレタリアートではなく、
ルンペン・プロレタリアートですが。

②<思想・イデオロギー対立、路線対立>という要素
アラブ世界全体で進行しつつある
<没落しゆくアラブ民族主義>と<台頭するイスラム原理主義>

②のB<ダーランについて>
ハマスからの怨念を一身に集めるダーラン、
パレスチナのピノチェトとも揶揄されていました。
しかし彼個人の問題、個性の問題ではありません。
確かに残忍な人間性かもしれませんが、その『手腕・実績』を評価し、
ガザの治安責任者に抜擢したのは、ファタハ指導層全体の判断であり、
その責任があります。
ダーランはアラファトの遣り口の『正統な後継者』だと思います。
アラブ民族主義勢力がイスラム勢力を弾圧してきたのは、歴史的事実であり、
アルジャリアで、エジプトで、シリアで、行われてきたことであり、
現在も依然として行われていることです。

②のC<エジプトとハマスの対立>
ガザと接する唯一のアラブ国たるエジプト
エジプトでムスリム同胞団を弾圧し続けるエジプト政府と
ムスリム同胞団パレスチナ支部たるハマスとは根源的に対立します。

②のD<シリアとハマス>
シリアとハマスの関係は、思想的、教義的同一性を基礎にした同盟ではなく、
あくまでも汚らわしい政治技術的な相互利用主義です。
シリアのアラブ民族主義バース党独裁政権は、
ムスリム同胞団を弾圧し続けてきました。
大きな水車で有名なハマの街でムスリム同胞団数万人を
文字通り血の海に沈め、そのまま埋めてしまったのです・
現在でもシリアではムスリム同胞団は非合法な反政府勢力です。

③<占領>という要素
ガザを軍事的に実効支配しているのはハマスですが、
西岸を軍事的に実効支配しているのはイスラエルです。

④<アメリカ・イスラエルの傀儡という要素>
もう一年半も経済封鎖が続けられており、
一般民衆の生活は限界だと思われます。
特に16万人の公務員には殆ど給与が支払われていません。
難民の人の方が、国連から支援を受けているので、
まだマシな生活をしているという笑えない悲喜劇まで起きています。
従って国際支援再開はどうしても必要です。
一年分前後の給与を貰っていない公務員にとってはやっとの救いです。
皆現金を持っていないので、掛け売りしている商売人達にとっても
やっとも救いです。
経済的には、国際援助再開は、全パレスチナ民衆が喜ぶと思いますが、
それは同時に欧米イスラエルの紐付きであり、
従ってアッバスは欧米イスラエルの傀儡だという主張に
根拠を与えてしまいます。

⑤<囚人文書に基づく統一戦線の結成>
http://www.ngy1.1st.ne.jp/~ieg/06/3/palestina-j.htm
ファタハとハマスの現状では、統一戦線の結成など遠のいてしまいました。
文書をまとめたバルグーティ自身が、今回の事態を「ハマスのクーデター」と
規定しているのですから、そういう意味でも当面はあり得ません。
完全には死んでしまってはいないし、
私個人はこれしかないとはいまでに考えていますが。
[ << 最初のページ | < 前のページ | メッセージリスト | 掲示板表示 | [ メッセージ # ] | 次のページ > | 最後のページ >> ]

Yahoo! Japan 掲示板 アーカイヴ

[検索ページ] (中東) (東亜) (捕鯨 / 捕鯨詳細)