イスラエル/パレスチナ和平

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故アラファト議長の役割

投稿者: ojin_8823 投稿日時: 2007/06/17 18:01 投稿番号: [13643 / 20008]
>「ハマスもファタハも、共にパレスチナの人々のために活動しているはず。今こそ冷静になって欲しい。」
>故アラファト議長がご存命であれば、そうおっしゃるのではないか?と思います。


残念ながら、当方の故アラファト議長についての評価は最悪です。

故アラファト議長は、エルサレムの名家であるフセイニ家の末えいということで、人気があったのです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A4%E3%83%BC%E3%82%BB%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%83%A9%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%BC%E3%83%88
その対イスラエル闘争は、「口では和平を唱えながら一方ではテロを容認する」というコーランの手法を使っていました。
イスラエルは、この闘争手法にズーっと泣かされてきました。ガザからの自爆テロやロケット攻撃は、ファタハを脅かさない程度にハマスやイスラム聖戦、あるいはイスラム抵抗委員会をはびこらせ、あたかも過激派を抑えてきたように見せかけ続けてきたからです。
イラクがその見本で、警察なのにテロ集団だったりして平民を拉致したり、虐殺するのは周知のところです。イスラエルは、しょちゅう、パレスチナ警察を攻撃しなければならなかったし、攻撃してきました。それゆえ、治安に必要な武器を与えることはできない環境にありました。ガザも、西岸にもれることなく、そのような微妙なバランスのうえにあり、カッサム・ロケット容認してきました(実際に発射され続けた)。
しかしながら、和平を求めるなら、パレスチナの人々のためを考えるなら、治安は完全なものとすべきです。しかしながら今まで、幾度となくハマスなどの過激派と一緒になって銃を空に向けて発射するファタハを見てきました。「真面目に治安行っている」は、アラファトにとって、ユダヤ人攻撃の裏口実であったです。

一方、パレスチナの人々は、このアラファトのこの抵抗に共鳴していましたが、フセイニ家の血をひくアラファトの死後、汚職・腐敗がさらにひどくなり、次第にパレスチナの中で表ざたとなってきました。たまたま住民の怒りが最高に達したときに、パレスチナ和平の流れがあって、選挙をすることになり、ファタハ完敗となりました。

故アラファト議長は、独裁政治を行ってきたことは有名です。しかし、後継者は死ぬ直前でさえも決めず、去って行きました。独裁政治の弱点です。部下に目を光らせる者がいなくなったことで、私利私欲に走り、民衆の心は離れるばかりです。ガザの治安を守るダーラン氏にもその矛先は向けられるでしょう。後継者にこれを理解できる人がいたかも知れません。けれどもそれを再現するためにはカリスマ性が求められるのですが、該当する人がいなかった。けれども、このことをアラファト議長は予測できなかった   ということです。

ガザの治安を任されたダーラン氏は、アラファト議長当時のまま治安を行ってきたものの、裏では大量のカッサム・ロケットを発射させてカムフラージュしながらハマスは周到な軍事抵抗の準備をしていた。民意を失ったファタハにその情報は伝わらず、側近が逆にハマスに暗殺され遁走。
独裁政治による一部過激派(ハマスなど)の厳しい取締りに対する反発を予想できず、イスラエルに対する攻撃(武器を持つこと)を認めてきたことが今回の内紛を誘引した。それはアラファトの大失敗といえるものではないでしょうか。

微妙な同胞軍事バランスを駆使したアラファト、   微妙なバランスが崩れたことを予想できなかったアラファト   ともいえ、事態は最悪の仲間同士が分裂することになったということです。パレスチナの人々の未来を思うとき、アラファトが治安をもてあそんだ責任は重大かと考えます。

ただ、「ユダヤ人への抵抗だけに生涯をかけた」という意味では、満足されるかも知れませんね。
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