インタビュー:アミ・アヤロン1
投稿者: jyonnconner 投稿日時: 2007/06/03 02:28 投稿番号: [13487 / 20008]
「占領地からの無条件の撤退が緊急に必要である」2001年12月
http://smile.poosan.net/mangamegamondo/annex/ayalon.html
アミ・アヤロン(55歳)は、1996年2月から2000年5月まで、イスラエルの国内諜報部(通称シン・ベト)を率いた。小柄で痩せ型の身にジーンズにオープン・シャツという姿で、彼は穏やかに、しかし力強く語る。
アライン・シペル(「ル・モンド」):あなたは、イスラエルにおける政治議論の状態をどう見ますか?
アミ・アヤロン:イスラエルの社会は、上層部から底辺まで、混乱に陥っています。言及するポイントがありません。人々は、大威張りでまかり通っている「我々はテロリズムに勝利する!」というスローガンで、この混乱した現状を隠しています。セミナーで軍首席補佐官が「我々は勝っている」と宣言します。彼は「ツァハル(Tsahal、イスラエルの国防軍)の優勢」を、そして自らの「国が力を見出したとの実感」を想起させるのです。
それから彼は付け加えます。「いま現在、パレスティナ人テロリストの数は昨年を上回っている」それに「そして明日はさらにもっと増えるだろう!」とも。もし我々が勝っているなら、なぜテロリストが増えていくのでしょうか?
イスラエルでは、誰も現実を知ろうとしません。これは、和平プロセスを誤解した結果です。「我々は今まで寛大だった。それなのに彼らは拒絶した!」なんて、ばかばかしいですよ。この誤解を解かずにたどるものはすべてが歪んでいます。さらに、パレスティナ人に関する我々の強迫観念があるから、自分のことに何の疑念も持たないようになります。我々は何を望んでいるのでしょうか? 我々はどこに行くのでしょうか? リーダーは誰一人として、これらの疑問を明らかにしません。こんなことだから、混乱と社会全体を包む不安があるのです。
シペル:大多数のリーダーは、しかし時間がイスラエルに有利に働くことを確信しています。
アヤロン:9月11日から、我々の首脳陣はずっと大喜びでした。イスラエルに対して国際的な圧力が強まることはなく、道は開かれている、と彼らは思っています。これは、我々がパレスチナの領土にしがみついて放さないことがどんな結果を産んでいるかをあいまいにします。
単に道義的な問題であるだけではありません。我が国の創設者は、ユダヤ人に故国を提供し、かつ民主主義である、そんな国をつくったのです。両方の見地から、時間の経過は我々に不利に働いています! 人口統計学的には、パレスティナ人に有利に働いています。そして政治的には、ハマスと入植者に有利に。しかしハマスと戦うには、隣接するパレスティナ人が憎悪の感情を強める入植者を立ち退かせなくてはなりません。
パレスティナ人の間で、イスラム教徒の比重は増しています。かつて「2つの政府」という解決法を支持してきたパレスティナ知識層でさえ、「イスラエルが入植地から撤退しない限り、領土の二重自治もやむなし」と言います。
これは、私が絶対的に反対することです。それではもうユダヤ人国家とはいえません。またユダヤ人国家であり続けたにせよアラブ人支配を行うのなら、民主主義国家ではありません。
シペル:武力の差にがあるのに、あなたはイスラエルが勝つ可能性を排除するのですか?
アヤロン:もう「勝利」しているではありませんか! 1967年に我々はすべてのパレスティナの領土を占領しました。「テロリズムを克服」した途端に、我々は何をすればいいのか見失うなんてばかばかしい。パレスティナ人は自治を望んでいます。彼らを「負かす」ことを望みながら、反発を和らげるために食べ物と娯楽の提供しようという者はみな、何も理解していません。イスラエル軍は史上最強です。我々の秘密情報機関は優秀です。それなら問題はなぜ解決されないか? パレスティナ自治区の領土を再占拠して、アラファトを殺して、それは何を変えるつもりでしょうか? 勝利を欲する者は、あくなき戦いを欲します。
シペル:それでもなお9月11日以降の大半の見方は、イスラエルが有利な状況へ変われるというものです。
アヤロン:錯覚にすぎません!9月11日は、アメリカでのさまざまな価値観を変えました。しかし中東では何も変わっていません。どんな失敗をアラファトがやろうと、パレスティナ人は生き伸びます。パレスティナ問題が解決されない限り、地域の安定はないでしょう。ただパレスティナ国家の樹立だけが、イスラエルのユダヤ民族と民主主義の性格を維持するでしょう。
http://smile.poosan.net/mangamegamondo/annex/ayalon.html
アミ・アヤロン(55歳)は、1996年2月から2000年5月まで、イスラエルの国内諜報部(通称シン・ベト)を率いた。小柄で痩せ型の身にジーンズにオープン・シャツという姿で、彼は穏やかに、しかし力強く語る。
アライン・シペル(「ル・モンド」):あなたは、イスラエルにおける政治議論の状態をどう見ますか?
アミ・アヤロン:イスラエルの社会は、上層部から底辺まで、混乱に陥っています。言及するポイントがありません。人々は、大威張りでまかり通っている「我々はテロリズムに勝利する!」というスローガンで、この混乱した現状を隠しています。セミナーで軍首席補佐官が「我々は勝っている」と宣言します。彼は「ツァハル(Tsahal、イスラエルの国防軍)の優勢」を、そして自らの「国が力を見出したとの実感」を想起させるのです。
それから彼は付け加えます。「いま現在、パレスティナ人テロリストの数は昨年を上回っている」それに「そして明日はさらにもっと増えるだろう!」とも。もし我々が勝っているなら、なぜテロリストが増えていくのでしょうか?
イスラエルでは、誰も現実を知ろうとしません。これは、和平プロセスを誤解した結果です。「我々は今まで寛大だった。それなのに彼らは拒絶した!」なんて、ばかばかしいですよ。この誤解を解かずにたどるものはすべてが歪んでいます。さらに、パレスティナ人に関する我々の強迫観念があるから、自分のことに何の疑念も持たないようになります。我々は何を望んでいるのでしょうか? 我々はどこに行くのでしょうか? リーダーは誰一人として、これらの疑問を明らかにしません。こんなことだから、混乱と社会全体を包む不安があるのです。
シペル:大多数のリーダーは、しかし時間がイスラエルに有利に働くことを確信しています。
アヤロン:9月11日から、我々の首脳陣はずっと大喜びでした。イスラエルに対して国際的な圧力が強まることはなく、道は開かれている、と彼らは思っています。これは、我々がパレスチナの領土にしがみついて放さないことがどんな結果を産んでいるかをあいまいにします。
単に道義的な問題であるだけではありません。我が国の創設者は、ユダヤ人に故国を提供し、かつ民主主義である、そんな国をつくったのです。両方の見地から、時間の経過は我々に不利に働いています! 人口統計学的には、パレスティナ人に有利に働いています。そして政治的には、ハマスと入植者に有利に。しかしハマスと戦うには、隣接するパレスティナ人が憎悪の感情を強める入植者を立ち退かせなくてはなりません。
パレスティナ人の間で、イスラム教徒の比重は増しています。かつて「2つの政府」という解決法を支持してきたパレスティナ知識層でさえ、「イスラエルが入植地から撤退しない限り、領土の二重自治もやむなし」と言います。
これは、私が絶対的に反対することです。それではもうユダヤ人国家とはいえません。またユダヤ人国家であり続けたにせよアラブ人支配を行うのなら、民主主義国家ではありません。
シペル:武力の差にがあるのに、あなたはイスラエルが勝つ可能性を排除するのですか?
アヤロン:もう「勝利」しているではありませんか! 1967年に我々はすべてのパレスティナの領土を占領しました。「テロリズムを克服」した途端に、我々は何をすればいいのか見失うなんてばかばかしい。パレスティナ人は自治を望んでいます。彼らを「負かす」ことを望みながら、反発を和らげるために食べ物と娯楽の提供しようという者はみな、何も理解していません。イスラエル軍は史上最強です。我々の秘密情報機関は優秀です。それなら問題はなぜ解決されないか? パレスティナ自治区の領土を再占拠して、アラファトを殺して、それは何を変えるつもりでしょうか? 勝利を欲する者は、あくなき戦いを欲します。
シペル:それでもなお9月11日以降の大半の見方は、イスラエルが有利な状況へ変われるというものです。
アヤロン:錯覚にすぎません!9月11日は、アメリカでのさまざまな価値観を変えました。しかし中東では何も変わっていません。どんな失敗をアラファトがやろうと、パレスティナ人は生き伸びます。パレスティナ問題が解決されない限り、地域の安定はないでしょう。ただパレスティナ国家の樹立だけが、イスラエルのユダヤ民族と民主主義の性格を維持するでしょう。
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