イスラエル/パレスチナ和平

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これが現実

投稿者: moccusboccus 投稿日時: 2007/02/25 19:45 投稿番号: [12889 / 20008]
>米国がパレスチナとイスラエルを仲介して、パレスチナが米国とイラク・イラン・シリアなど反米反イスラエル勢力を仲介します。

米国は今までも、「キャンプデーヴィッド」にラビン首相とアラファト議長を招いて「オスロ合意」の仕上げのためのお膳立てをしたり(2000年)、「EU」、ロシア、「国連」と連携して「ロードマップ」を作成したり(2003年)、すいぶん仲介の労を取っていると思うがね。まあ、結局は成功していないわけだが。

一方パレスチナがアメリカとイラク、イラン、シリアなどとの仲介をするなど不可能。誰もそんなことは望んでいないし、パレスチナにはその能力もない。

イラク、イラン、シリアを個別に検討するなら、次のようになる。
イラクについては、少なくとも現「マリキ政権」はアメリカの傀儡といわれているぐらいで「反米派政権」ではない。北部のクルド人などには、むしろ親米派が多い。これまでの経緯上、「旧サダム・フセイン派」や「ムクタダ・サドル派」は反米色が強いが、これも「米軍」がイラクから撤退すれば、反米色は急速に弱まる(アメリカがイラクに関与しなくなれば、アメリカのことはどうでもよくなる)。従って「米軍」のイラク撤退後は、むしろ周辺諸国(イラン、シリア、サウジアラビア、湾岸諸国)を巻き込んだ「シーア派」と「スンニー派」の対立が先鋭化すると見られる。

イランは「パレスチナ問題」を「政治カード」として利用することはあっても、実はパレスチナの独立などはどうでもよくて、「パレスチナ問題」には関心が薄い。イランが強い関心を示しているのは、大油田地帯の湾岸の覇権を握ることであり、さらには国境を越えた「シーア派」の共同体(イランが核となり、イラク、シリア、湾岸諸国、レバノンあたりの「シーア派」まで糾合)を作ることである。

シリアの「アサド政権」は、「パレスチナ独立」には、むしろ反対の立場だ。先代のハフェズ・アサド大統領は「アラブは21カ国もの独立国があり、今でも多過ぎるのに、これにパレスチナが加わり22カ国目の独立国になっても何の意味もない。むしろパレスチナは独立を目指さず、シリアとの併合を目指すべきだ。」と述べている。ハフェズ・アサド大統領が、あくまで「パレスチナ独立」を目指すアラファト議長が大嫌いだったのは有名な話で、「レバノン戦争」時には、「アル・サイカ」を使ってアラファト議長を攻めさせたほどである。シリアの目標は、レバノン、パレスチナ、できればヨルダンも含めた「大シリア」の建設である。
次男で後継者のバシャル・アサド現大統領も、基本的に父親と同じ考えである。
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