イスラエル/パレスチナ和平

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イスラエル・ヒズボラ間の停戦維持 (PBS)③

投稿者: imonoyamashotengai 投稿日時: 2006/08/20 05:00 投稿番号: [11458 / 20008]
Spinning both sides of the war:戦争の両方の側面を巡って

JIM LEHRER:
メルヘムさん、イスラエルがもっと戦線を拡大して、もっと早く兵員を増強し、
もっと空爆を行っていれば、このような批判は上がらなかったのでしょうか。
たとえ長期的に結果がより深刻なものになったとしても。

HISHAM MELHEM:レバノン人にとってですか。

JIM LEHRER:そうです。

HISHAM MELHEM:
もちろんです。犠牲者が増え、破壊が拡大し、混乱が広がっていたでしょう。
レバノンの国家ははるかに弱くなっていたでしょう。
そしておそらくヒズボラは今のように
『この国を守っているのは我々だけ』と主張するでしょう。
人々を過激化させるばかりなんです。
既にシーア派が過激化しています。
ヒズボラしか守ってくれる人はいないと思っているんです。
今日、ナスララ師はまるで住宅相のように
人々に住宅再建の為の費用を渡すと言っていました。
既に政府には任せられない、国家の役割を果たしている訳です。

JIM LEHRER:
オルメルト首相が、国家内国家はもはや存在しないと言ったのは間違いだと?

HISHAM MELHEM:
オルメルト首相は戦術的勝利と言わざるを得ないんです。
戦略的な勝利ではないからです。
彼はヒズボラがリタニ川の北に追いやられると考えています。
しかしヒズボラがリタニ川の北に行っても、
軍事的、政治的にレバノン国内で最も能力の高い存在であることは確かなんです。

JIM LEHRER:打撃を受けても、ですね。

HISHAM MELHEM:その通り。彼らはレバノンでは力があるんです。

DAVID MAKOVSKY:
12000発のミサイルを集める間、シャロン首相が殆どずっと政権を握り、
オルメルト氏は最後の段階で引き継いだのです。
また、レバノン戦争の経験から、どのようにレバノンに入り、
どのように撤退するべきかについても分かっていました。
停戦がうまくいけば、レバノン軍は31年ぶりに
南部に展開することになるんですよ。
もしそうなれば、イスラエルのみならず、
レバノン、そして世界にとって大きな勝利となります。
そうなれば一番の敗者はヒズボラになります。
問題はレバノンが言っているように展開するかどうかです。


Keeping a peace in the Middle East:中東での平和維持

HISHAM MELHEM:
国をこんなにしてしまったイスラエル政府とレバノン政府が協力することは
難しいと思います。

JIM LEHRER:
でも停戦に伴う15000人の国連部隊派遣の他に選択肢はないのでは?

HISHAM MELHEM:
それは違うと思います。
レバノンの首相と政府は力が強くなったんです。
弱くてもよくやったからです。
七項目の解決策も提示しましたし、
レバノン正規軍を南部に派遣すると提案しました。
レバノン政府の問題は、非常に脆い、弱い政府で、
政治的秩序も不安定ということなんです。
レバノンは国家内国家であるヒズボラだけでなく、
自分本位なダマスカスやもっと自分本位なテヘランのような政府にも
対処しなければならないんです。
そしてアメリカは、レバノンが本当に助けを必要としていた時に
助けてくれませんでした。
レバノンはアメリカの友好国ですが、粉々にされてしまいました。
アメリカは、レバノンとアラブの目には
イスラエルに青信号を出していると見えたんです。
イランの考え方は違うんです。
シリア、ヒズボラ、ハマスは、アメリカの中東での役割は終わった。
ブッシュ大統領の中東での計画は終わったと考えているんです。
汎アラブ的な方法で地域全体を見なければ問題は解決しません。
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