bebson様 -- 爺の剣(6)
投稿者: k_g_y_7_234 投稿日時: 2006/11/29 21:28 投稿番号: [7910 / 73791]
また、一足一刀の間合いで構えました。先程の打ちは、爺に乗せられたと思い、逆を突くことにしました。機を見て前に出ながら爺の竹刀を上から鋭く打ち落として突き、爺が突きを防ごうと手元を上げる端をとらえて右小手を打つのです。一気に突きました。すると爺は私の竹刀の中程を軽くいなすようにしてすう〜っと私の左側をすれちがって行きます。これでは小手は打てません。爺が私のすぐ背後で構えているのがわかりましたから、またそのまま小走りに前進して間合いを切りました。そして振り向くと、なんと爺は私のすぐ後で構えています。私にぴったり付いてきているのです。「あっ、打たれる」と思い、すぐに爺の面に行きましたがいなされ、また爺は私の背後に回ります。間合いを切ろうとしても爺は私にぴったり付いてきますから、今度は私も素早く振り向き構えようとしましたが、爺はすでに構えています。でも、爺は絶好の機会なのに打ってきません。ただ前に出てきます。ふいに圧迫感を感じ、私は一足飛びに後方へ退きました。あのまま面に行ったら出端を取られるか、胴を抜かれるような気配を感じたのです。爺は床をするような歩み足ですうっ〜と間合いをつめてきます。面ががら空きでしたが、そのまま面には行けません。また爺の竹刀を払い落として二段打ち、三段打ちを繰り返そうとしましたが、爺は私に空を切らせてはすれ違って行きます。普通ならここで体当たりか、つばぜり合いになるのですが、爺は私の左右を自在にすり抜けて行きます。
今度は、突きに集中して突っ込み、ハッとしました。爺は私の竹刀巻くようにして拳を振り上げながらわずかに私の右前方に体を移動すると、そのまま私の右面に振り下ろす気配を感じました。「あっ!」と思ってすかさず爺に体当たりし、間髪を入れず引き面を出しました。でもいなされました。私の引き面をいなすとき爺の右小手がわずかに上がるのがわかりましたから、すかさず気で攻めて接近して体当たりし、引き面からすぐに右小手を打とうとしたのですが、私の竹刀は爺の竹刀に払い落とされ、逆に爺に間合いを詰められてしまいました。ここで心や気が後向きになったり、退くと危険です。ですから、すかさず爺の竹刀を割って前に出て攻めたのですが、いなされて一本になりません。その内、試合というより、まるで掛かり稽古のようになってしまうのがわかりました。でも、どうすることもできません。掛かり稽古は、一気にやると30秒もしないうちにへとへとになります。
爺はこれでもか、これでもかといったぐあいに前へ前へ出てきます。すごい圧迫感です。集中力が乱れて行くのがわかりました。体当たりしても爺はびくともしません。息が苦しくなり、身体が思うように動かなくなりました。爺の息もつかせぬような圧迫感の連続で気を取り直す余裕もありません。そんなとき、無意識の中で爺の面が一瞬空いたように思えました。瞬間、私は一気に面に行ったのです。
私は下から突き上げられ、床に仰向けにひっくり返っておりました。
「それまで、勝負なし!」という○僧3の声が聞こえました。
○僧4
今度は、突きに集中して突っ込み、ハッとしました。爺は私の竹刀巻くようにして拳を振り上げながらわずかに私の右前方に体を移動すると、そのまま私の右面に振り下ろす気配を感じました。「あっ!」と思ってすかさず爺に体当たりし、間髪を入れず引き面を出しました。でもいなされました。私の引き面をいなすとき爺の右小手がわずかに上がるのがわかりましたから、すかさず気で攻めて接近して体当たりし、引き面からすぐに右小手を打とうとしたのですが、私の竹刀は爺の竹刀に払い落とされ、逆に爺に間合いを詰められてしまいました。ここで心や気が後向きになったり、退くと危険です。ですから、すかさず爺の竹刀を割って前に出て攻めたのですが、いなされて一本になりません。その内、試合というより、まるで掛かり稽古のようになってしまうのがわかりました。でも、どうすることもできません。掛かり稽古は、一気にやると30秒もしないうちにへとへとになります。
爺はこれでもか、これでもかといったぐあいに前へ前へ出てきます。すごい圧迫感です。集中力が乱れて行くのがわかりました。体当たりしても爺はびくともしません。息が苦しくなり、身体が思うように動かなくなりました。爺の息もつかせぬような圧迫感の連続で気を取り直す余裕もありません。そんなとき、無意識の中で爺の面が一瞬空いたように思えました。瞬間、私は一気に面に行ったのです。
私は下から突き上げられ、床に仰向けにひっくり返っておりました。
「それまで、勝負なし!」という○僧3の声が聞こえました。
○僧4
これは メッセージ 7908 (k_g_y_7_234 さん)への返信です.