Re: 炉心溶融してから(修正−2/2)
投稿者: asahiga2423 投稿日時: 2011/03/16 17:18 投稿番号: [67526 / 73791]
(続き)
8.福島第一原発の1〜3号機は、今回の大震災で、制御棒を入れて反応を止めるという作業まではうまくいったようです。つまり、ウラン原子の核分裂による中性子の継続的な発生を止める所までは所定の作業ができたようです。4〜6号機は定期点検中で稼働してませんでした。
9.ウランの核分裂を一旦止め、中性子発生を押さえ込んだ原発で、その後も熱が発生するのは次の理由によります。運転を止めた原子炉の燃料棒の中には、核分裂でできた色々な原子が含まれています。この核反応でできた原子はまだ安定でない原子が多く、さらに中性子やアルファ線・β線などを放出しながら他の原子に変わっていきます。この分解の過程で熱が放出されます。「残り火」の熱と言えます。周辺の中性子をどんなに遮蔽しても、ある程度の発熱が継続するので、「残り火」を冷却水で冷やし続ける必要があります。しかし、段々不安定な原子が安定な原子に変わっていくので、時間の経過と共に発生熱量は減っていきます。(長いものは数千年以上かかる。いわゆる「半減期」という指標で表します。)
10.原子炉をストップ後、すぐに冷却を止めて冷却水がなくなると、この熱で燃料棒は数百度〜千数百度になるのかも知れません。そうすると、金属ジルコニウムが熱で溶けたり、溶けて落ちたジルコニウムや燃料ペレットの熱で原子炉の容器の底の金属が溶けることがあるのかもしれません。(この項は、私にはよく判らない点もあるが、多分そういうことでしょう)
11.万一、溶け落ちた燃料ペレット中のウランが底部に貯まり、中性子が効率的に再生産される条件が整うと(臨界状態の条件が整うと)、5項で書いたのと同じ「原爆もどき」の異常事態になりかねません。可能性は極々小さいと思いますが。
12.原子炉容器の底が熱で溶け落ちたら、格納容器の底にたまることになります。それが格納容器の水を全部蒸発させて、鋼鉄製の格納容器の底を溶かしてしまうというという可能性もありますが、どうでしょうか?発生蒸気を逃がす弁が全部閉まったままだと、圧力容器の耐圧の問題となります。
13.チェルノブイリの事故もスリーマイル島の事故も、メインのウラン原子の核反応継続中の事故です。現在報道されている状況は、今回はまだそこ(一旦原子炉を停止した後に再臨界の条件が整う)までには至っていないで、今後、その危険性が少しあるという状況でしょう。ただし、原子炉容器内にある放射性核物質のダーティーさの危険度はどれも五十歩百歩です。
14.なお、ご存知と思いますが、チェルノブイリ原発には、そもそも原子炉格納容器がなく、極端に言えば原子炉本体がむき出しで建屋の中に設置されていました。そして、原子炉運転休止期間中にテスト運転と称して稼働を再開し、操作ミスなどが重なって事故に至りました。格納容器というバリアが最初からなかったのです。
15.燃料棒(被覆管)に使われているジルコニウムは高温で水や水蒸気と反応して水素を発生します。
16.福島第一の4〜6号機は定期点検中のため、燃料は外に取り出されていました。原子炉建屋内のプールに入れ、水中に保管中でした。この水は残り火による温度上昇を避けるために、外部循環で冷却する必要がありますが、地震による障害で循環がストップしたようです。地震の大きな振動で、プールから大量の水がこぼれ落ちたという事もあったのかもしれません。
17.福島第一の4〜6号機は休転中で、まさに格納容器の外にあり、プールの冷却水がストップし、残り火の熱で火照っている状態です。水素も発生しているようですね。誰か、私の熱いほてりを早く何とかして・・・。
8.福島第一原発の1〜3号機は、今回の大震災で、制御棒を入れて反応を止めるという作業まではうまくいったようです。つまり、ウラン原子の核分裂による中性子の継続的な発生を止める所までは所定の作業ができたようです。4〜6号機は定期点検中で稼働してませんでした。
9.ウランの核分裂を一旦止め、中性子発生を押さえ込んだ原発で、その後も熱が発生するのは次の理由によります。運転を止めた原子炉の燃料棒の中には、核分裂でできた色々な原子が含まれています。この核反応でできた原子はまだ安定でない原子が多く、さらに中性子やアルファ線・β線などを放出しながら他の原子に変わっていきます。この分解の過程で熱が放出されます。「残り火」の熱と言えます。周辺の中性子をどんなに遮蔽しても、ある程度の発熱が継続するので、「残り火」を冷却水で冷やし続ける必要があります。しかし、段々不安定な原子が安定な原子に変わっていくので、時間の経過と共に発生熱量は減っていきます。(長いものは数千年以上かかる。いわゆる「半減期」という指標で表します。)
10.原子炉をストップ後、すぐに冷却を止めて冷却水がなくなると、この熱で燃料棒は数百度〜千数百度になるのかも知れません。そうすると、金属ジルコニウムが熱で溶けたり、溶けて落ちたジルコニウムや燃料ペレットの熱で原子炉の容器の底の金属が溶けることがあるのかもしれません。(この項は、私にはよく判らない点もあるが、多分そういうことでしょう)
11.万一、溶け落ちた燃料ペレット中のウランが底部に貯まり、中性子が効率的に再生産される条件が整うと(臨界状態の条件が整うと)、5項で書いたのと同じ「原爆もどき」の異常事態になりかねません。可能性は極々小さいと思いますが。
12.原子炉容器の底が熱で溶け落ちたら、格納容器の底にたまることになります。それが格納容器の水を全部蒸発させて、鋼鉄製の格納容器の底を溶かしてしまうというという可能性もありますが、どうでしょうか?発生蒸気を逃がす弁が全部閉まったままだと、圧力容器の耐圧の問題となります。
13.チェルノブイリの事故もスリーマイル島の事故も、メインのウラン原子の核反応継続中の事故です。現在報道されている状況は、今回はまだそこ(一旦原子炉を停止した後に再臨界の条件が整う)までには至っていないで、今後、その危険性が少しあるという状況でしょう。ただし、原子炉容器内にある放射性核物質のダーティーさの危険度はどれも五十歩百歩です。
14.なお、ご存知と思いますが、チェルノブイリ原発には、そもそも原子炉格納容器がなく、極端に言えば原子炉本体がむき出しで建屋の中に設置されていました。そして、原子炉運転休止期間中にテスト運転と称して稼働を再開し、操作ミスなどが重なって事故に至りました。格納容器というバリアが最初からなかったのです。
15.燃料棒(被覆管)に使われているジルコニウムは高温で水や水蒸気と反応して水素を発生します。
16.福島第一の4〜6号機は定期点検中のため、燃料は外に取り出されていました。原子炉建屋内のプールに入れ、水中に保管中でした。この水は残り火による温度上昇を避けるために、外部循環で冷却する必要がありますが、地震による障害で循環がストップしたようです。地震の大きな振動で、プールから大量の水がこぼれ落ちたという事もあったのかもしれません。
17.福島第一の4〜6号機は休転中で、まさに格納容器の外にあり、プールの冷却水がストップし、残り火の熱で火照っている状態です。水素も発生しているようですね。誰か、私の熱いほてりを早く何とかして・・・。
これは メッセージ 67524 (asahiga2423 さん)への返信です.