Re: 炉心溶融してから(修正−1/2)
投稿者: asahiga2423 投稿日時: 2011/03/16 17:13 投稿番号: [67524 / 73791]
私の知っている範囲で。多少の間違いはあるかも知れないが、・・・・。
(一部修正して再掲)
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1.原子炉の中にはジルコニウムという金属でできた中空の燃料棒が垂直に入っています。次のURLに行くと「燃料集合体」の構造図があります。この構造図によると72本の燃料棒をセットできる燃料集合体であるとわかります。
http://www.nfi.co.jp/product/prod02.html2.燃料棒は直径1〜2cmで長さ4m程度、中空の金属製チューブです。チューブの中にはペレット状の酸化ウランが詰めてあり、外部に漏れないように封がしてあります。燃料棒は燃料集合体にセットして、原子炉容器に垂直に入れます。
3.原子炉の中には燃料集合体にセットした燃料棒が全部で数千本、垂直に入っています。
4.原子炉の運転中は、炉内に中性子が飛び交っています。中性子がウラン原子にぶつかって吸収されると核分裂反応が起こり、大きな核反応の熱が発生し、新たに中性子が放出されます。原子炉の運転は、この吸収される中性子と新たに放出される中性子がバランスして、飛び交う中性子の濃度が常に一定になるようにコントロールする技術です。中性子の濃度が一定に保たれると、発熱量も安定するという次第です。
5.万一、中性子の濃度が増えすぎて制御できなくなると、「原爆もどき」となります。爆発の威力は兵器の原爆にはるかに及ばぬものの、汚染地域のダーティーさは勝るとも劣らない結果になりかねません。逆に、炉内の中性子濃度が低下すると、発電も止まってしまいます。常に中性子濃度を一定にコントロールする事によって、発電量を安定化します。
6.核反応で発生した熱を外部に取り出すために、原子炉は水で満たされています。燃料棒の表面では水が加熱される結果、沸騰して蒸気となます。蒸気は炉の上部から配管で出て行き、発電機で使われます。蒸発して出て行く蒸気を補うため、同じ量の水が常に補給されます。
7.中性子の濃度を一定にコントロールするため、燃料集合体どうしの隙間には制御棒が差し込まれています。制御棒は中性子を吸収し、反応を抑制します。制御棒は上下に動かせるようになっていて、燃料集合体どうしの間を遮って、飛び交う中性子を吸収したりしなかったりで調整します。制御棒は、炭化ホウ素やカドミウム合金、インジウムなどでできているようです。なお、冒頭述べた金属ジルコニウムは中性子を尤も吸収しない金属として選ばれています。
(続く)
これは メッセージ 67415 (ahoruda333 さん)への返信です.
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