広がる人民元経済圏 ②
投稿者: yamashisho 投稿日時: 2009/07/15 10:39 投稿番号: [58101 / 73791]
■広がる人民元経済圏――真田幸光教授に聞く(2009/1/21)
韓国も人民元決済へ?
――「韓国も人民元決済を始める可能性がある」と予測しているが(「ウォン防衛に必死の韓国=2008年12月11日参照)。
「昨年12月、韓国銀行は中国人民銀行との間で通貨スワップ枠を広げた。増加分に関しては、通貨は米ドルではなく人民元・韓国ウォンを使うとの約束だ。今後、韓国銀行がスワップ協定を発動し人民元を借りる際には、韓国政府が中国国内の銀行に人民元口座を開く必要がある」。
「さらに、両国間の貿易金融で外貨が足りなければスワップされた人民元が決済に使われていくことも十分ありうる。中国が最大の貿易相手である韓国にとって、人民元の使い勝手は悪くない」。
「『韓国は外貨準備の一部も人民元で持つ』という情報まで流れ始めた。韓国銀行が非公式に流してしているフシがある。『東南アジア各国も人民元を外貨準備に組み込むようだから』との言い訳めいた理由も、この情報にはくっ付いている。予めリークすることで韓国内外の反応を見ようということか、あるいは納得させたいということなのかもしれない」。
通貨でも米国離れ
――中国がドル体制を揺さぶる中で韓国が人民元経済圏に入り込んで行くとしたら、米国はどう見るのだろうか。韓国はすでに外交的にも軍事的にも米国から離れ始めている(「韓国の反米牛肉暴動と中国」=2008年7月2日参照)。
「米国からすれば裏切り行為に写るだろう。世界も、韓国の米国離れが通貨でも起きた、と見なすだろう。ブッシュ前政権は韓国の米国離れを放置はしなかった。しかし、オバマ新政権は、やや、だが、現実を認める方向に行くかもしれない」。
――中国との通貨スワップ増枠は、今回の通貨危機の中で国際通貨基金(IMF)の救済を避けるために韓国側から中国に依頼したものだ。米中間のそんな微妙な立ち位置に自らを追い込むぐらいなら、素直にIMFに救済を求める手もあったのではないか。外交全般で見ても、韓国はスワップ枠を提供する日米中いずれの国とも、小さな揉めごとさえ起こせなくなっている。
「韓国はとにかくIMFへ行くのが嫌だったのだろう。今は、IMFに行かずにいかに危機を乗り切るか、だけに神経が行っている。前回の危機の際(1997年)、私はソウルに駐在していた。98年初め、あるホテルのレストランで韓国政府高官がIMFの担当者に異常なほど低姿勢で対応しているのを目の当たりにした。二度とIMFの世話になりたくはない、という韓国人の思いは分からないでもない」。
――私も韓国の財務相経験者から「当時、急遽向かった米国で、IMFの担当者から緊急融資の条件の紙をぽんと投げられた」という苦い記憶を聞かされたことがある。「メキシコ用」と印刷された部分を斜線で消し、手書きで「韓国用」と書き直してあったことや、ポロシャツを着た担当者が不機嫌で、休みの日に楽しんでいたゴルフから呼び出されたように見えたことも。
韓国も人民元決済へ?
――「韓国も人民元決済を始める可能性がある」と予測しているが(「ウォン防衛に必死の韓国=2008年12月11日参照)。
「昨年12月、韓国銀行は中国人民銀行との間で通貨スワップ枠を広げた。増加分に関しては、通貨は米ドルではなく人民元・韓国ウォンを使うとの約束だ。今後、韓国銀行がスワップ協定を発動し人民元を借りる際には、韓国政府が中国国内の銀行に人民元口座を開く必要がある」。
「さらに、両国間の貿易金融で外貨が足りなければスワップされた人民元が決済に使われていくことも十分ありうる。中国が最大の貿易相手である韓国にとって、人民元の使い勝手は悪くない」。
「『韓国は外貨準備の一部も人民元で持つ』という情報まで流れ始めた。韓国銀行が非公式に流してしているフシがある。『東南アジア各国も人民元を外貨準備に組み込むようだから』との言い訳めいた理由も、この情報にはくっ付いている。予めリークすることで韓国内外の反応を見ようということか、あるいは納得させたいということなのかもしれない」。
通貨でも米国離れ
――中国がドル体制を揺さぶる中で韓国が人民元経済圏に入り込んで行くとしたら、米国はどう見るのだろうか。韓国はすでに外交的にも軍事的にも米国から離れ始めている(「韓国の反米牛肉暴動と中国」=2008年7月2日参照)。
「米国からすれば裏切り行為に写るだろう。世界も、韓国の米国離れが通貨でも起きた、と見なすだろう。ブッシュ前政権は韓国の米国離れを放置はしなかった。しかし、オバマ新政権は、やや、だが、現実を認める方向に行くかもしれない」。
――中国との通貨スワップ増枠は、今回の通貨危機の中で国際通貨基金(IMF)の救済を避けるために韓国側から中国に依頼したものだ。米中間のそんな微妙な立ち位置に自らを追い込むぐらいなら、素直にIMFに救済を求める手もあったのではないか。外交全般で見ても、韓国はスワップ枠を提供する日米中いずれの国とも、小さな揉めごとさえ起こせなくなっている。
「韓国はとにかくIMFへ行くのが嫌だったのだろう。今は、IMFに行かずにいかに危機を乗り切るか、だけに神経が行っている。前回の危機の際(1997年)、私はソウルに駐在していた。98年初め、あるホテルのレストランで韓国政府高官がIMFの担当者に異常なほど低姿勢で対応しているのを目の当たりにした。二度とIMFの世話になりたくはない、という韓国人の思いは分からないでもない」。
――私も韓国の財務相経験者から「当時、急遽向かった米国で、IMFの担当者から緊急融資の条件の紙をぽんと投げられた」という苦い記憶を聞かされたことがある。「メキシコ用」と印刷された部分を斜線で消し、手書きで「韓国用」と書き直してあったことや、ポロシャツを着た担当者が不機嫌で、休みの日に楽しんでいたゴルフから呼び出されたように見えたことも。
これは メッセージ 58100 (yamashisho さん)への返信です.