いよいよ韓国消滅へカウントダウン!

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ソウル9

投稿者: k_g_y_7_234 投稿日時: 2006/11/02 23:00 投稿番号: [5767 / 73791]
「お嬢さんは、高校生かな?」
「え?   はい、三年生です。弟は一年生..」
私のこの英語の問いかけに、ヒョギョンは不意を突かれたように私を見るとそう答えた。母子のモメごとは、中断した。

「すみません、主人のとても大切なお客様に、子供たちがいろいろと..。この子たち、仲がよいのか、悪いのか..。いつもこうなんですよ」
キムの女房は英語でそう言うと、申し訳なさそうな顔をした。なんと、見事に自然な英語である。
「ほう、とても英語がお上手ですな..」
「家内は、アメリカにしばらく留学していたのです。私の英語の先生ですよ。だから、家内には頭があがらないんです」
今度は、キムも英語で話し始めた。キムの女房は、そういうキムを小突いた。

「息子さんも英語を話すのかな?」
私は、後部座席で姉の向こう側、母親の後に座っている息子に視線を向けたが、当の息子は私の視線を避けるかのように黙りこくっている。母親が何か言いなさいとでも言うように、息子の膝を小突いた。当の息子は、しかたがないと言った表情で口をもぐもぐさせはじめると、
「マイネーム   イズ   キム・ヒョク...、アイ   アム   ア   スチューデント、ハイスクールスチューデント...」
まるで初歩の英語の教科書を棒読みしているようであったが、それでも考え考え自己紹介をはじめた。

「そうか、ヒョクというのか、私は日本のハラボジだそうな。よろしくな」
息子は、はにかむような素振りであった。
「ところで、ハラボジとは英語で何ていうのかな?」
先程、ハラボジでもめていたようであるから、息子にわざと聞いてみた。息子は考え込んでいたが、なかなか返事がない。すると、母親が助け船を出した。
「普通は祖父のことを言いますが、お年寄りの男性一般に対しても敬意を込めてそう呼びます。貴方様の場合は、親愛なる日本のおじいさま、という意味です。女性の場合は、ハラモニです」
「そうか、ならば私は日本のハラボジじゃな。あっははは..」
息子は苦笑しておったが、姉のヒョギョンはうれしそうであった。

「ハラボジは、韓国語をご存じですか?」
ヒョギョンが聞いてきた。
「そうだな、ケンチャナヨ、アイゴー、チョワヨー、カスマプゲ...」
私がそこまで言うと、ヒョギョンはおかいしいと言って笑った。他のみんなも笑っておる。キムまでミラー越しに笑っておった。
「ん、おかしいか?」
「ええ、とっても。カスマプゲは歌の題名です。ハラボジが言うととっても可笑しい。意味をご存じですか?」
ヒョギョンの笑いは、止まらないようである。

車内の雰囲気は、一気に明るくなった。

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