いよいよ韓国消滅へカウントダウン!

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ユギオII - その54

投稿者: k_g_y_007_naoko 投稿日時: 2009/05/13 21:23 投稿番号: [55714 / 73791]
投稿者:チー

<その54>

三枝はひとり居間にいて、ひとしきり部屋の調度品や壁の額を見ていたが、テーブルの上の古びた写真帳に目が止まった。あたりに家人の気配がないのを確かめてから、写真帳を開いた。そして何枚かめくるとハッとした。一枚の写真にクギ付けになったのである。その写真は若い夫婦と子供たちの写真であった。母親と思しき女性が赤ん坊を膝に抱き、それを囲むように左に父親、そして右に7〜8歳と思われる少年が立っていた。しかし、三枝が驚いたのは、父親の写真であった。

「どこかで見た覚えがある..」と思った。三枝はすぐに携帯電話のカメラでその写真を撮った。さらにページをめくりながら何枚か撮っていると、人の気配がし、携帯電話を慌てて背広の内ポケットにねじりこんだ。来たのは中尉であった。

「お食事のご用意ができました..」
そう言って、中尉は何気なくテーブルの写真帳に目を移した。
「あら、どうしてここにあるのかしら?」
不思議そうにそう言うと、
「このお写真、古いんですよ。祖母のお写真なんです..」
三枝には、写真帳を閉じる暇がなかったから、
「あ、いえ、失礼かとは思ったのですが..」
「あら、いいんですのよ、お食事の後でごゆっくりご覧くださっても..」
中尉はくったくのない笑みを浮かべた。

三枝がダイニングに入ると、兄嫁と紹介された女がテーブルに料理を運んでいた。
「三枝様、ここにお座りくださいませ。私、祖母を呼んでまいります」
と言って中尉は出て行った。
兄嫁は、料理を運びながら三枝に恥ずかし気に目で挨拶した。
「やあ、すごい料理ですね」
と三枝が韓国語で言うと、兄嫁は驚いたように目を輝かせ、
「韓国語がお上手ですわね..」
と言ってホッとした表情を浮かべた。

まもなくチェに付き添われ、カンが押す車椅子の老女がダイニングに入ってきた。90歳になろうかと思われる老女の身体は痩せ細っていたが、朝鮮王朝の宮廷服を思わせるような出で立ちで、どことなくカンに似た威厳があった。
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