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ユギオ2 - その111(再掲)

投稿者: k_g_y_007_naoko 投稿日時: 2009/02/21 16:05 投稿番号: [50297 / 73791]
投稿者:大介&直子

ユギオ2(その111)

飯店の入口でひとりの中年女が屈強な男たちに付き添われて小山田を出迎えた。表情こそ笑顔であったが、曲者であると三枝は直感した。女は三枝に一瞬怪訝な顔を見せたが、すぐに笑顔で会釈した。中には何組かの男女客がいたが、入ってきた三枝たちには誰一人も見向きしない。
「異様だな..」
三枝は、そう直感しながら内ポケットから携帯電話を取り出すと、
「今着いた」
と報告した。
しかし、報告とは嘘で、ぐるりと後ろを振り返る素振りで店内の客を携帯側面のビデオカメラで撮影した。もちろん、中年女と男たちも撮影した。三枝たちは二階へ通された。二階にも数組の客がいた。三枝は、彼らも撮影した。通された部屋は個室である。待つこと5分足らずで個室のドアが開き、中年女に案内された江沢民と一人の男が入ってきた。小山田はさもなつかしそうに江沢民と抱き合った。

「あのう、お付きの方はどうぞこちらへ..」
中年女が言った。
「やはり..」
三枝は、江沢民の会話と表情から遮断されたことを知った。三枝は小山田に礼をすると、江沢民に付き添ってきた男と部屋を出た。そして、部屋に近いテーブルに三枝は男と座った。男は小太りで満面に笑みを浮かべていたが、視線は鋭かった。

「耳のものは何ですか?」
男は三枝が片方の耳にイヤホンを付けるのを見て聞いた。
「いえ、これは警護の同僚からの通信を聞くためですよ。何か不穏な動きがないか、連絡を取り合っております」
三枝は、男に丁重に説明した。
「そうですか?   私も同じですよ..」
男は意味ありげにニヤリと笑った。

三枝はまた携帯を取り出した。携帯の画面には江沢民が写っていた。小山田の襟のバッジが江沢民を捉えていた。イヤホンから江沢民も聞こえた。男は、気が付かないようである。
「失礼いたしますが、これが任務ですから、どうかご容赦願います..」
三枝が、一見して三枝より年下に思える男にそう言うと、男はいかにも分ったという素振りで、
「あははは、仕方ないですな」
と威勢を張った。

「バカな男だ..」
一瞬、三枝は思った。しかし、このバカさ加減もこの男の能力かも知れない、江沢民に付き添うほどの男であるから、油断はならないと思った


んじゃ、bye、続きは今夜^^
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