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「爺の剣」 - 2

投稿者: k_g_y_007_naoko 投稿日時: 2009/02/19 20:02 投稿番号: [50088 / 73791]
投稿者:直子

約束の時間は、夜の8時でした。30分ほど前に道場へ行きました。電気が光々と点いており、床は綺麗に雑巾がけしてありました。でも、誰もおりません。ひととおり柔軟体操と素振りを終えて、時計を見ましたら8時です。道場の奥の戸が開いて、道着姿の高木師範と防具を着け、面と竹刀を抱えた爺が入ってきました。爺は私をチラリと見ただけで、正座するとすぐに面を着けはじめました。私もあわてて面を着けました。私が面を着けている間、高木師範がこれから行う試合のことを説明してくれました。「三番勝負」とは、三日三晩にわたるそれぞれ一本勝負で制限時間なしということでした。

「一日目」

爺はあの年齢ですから動作が緩慢に違いない、私はここ一瞬の素早い打ち込みが得意でしたから、爺だからといって特に緊張しませんでした。まず精神を集中させました。神前とお互いに立礼し、竹刀を脇に抱えて遠間の間合いまで歩み寄り、構えます。蹲踞はしません。私は爺より早く爺の中心に竹刀を構えました。爺はまだ構えませんでしたが、私が構えるとそこで歩みを止めました。爺は私より少し背が高く飄々としていて、圧迫感はありません。威圧するような視線もありません。爺もゆっくりと竹刀を構えました。

不思議な構えです。爺の剣先は私の中心ではなく、私の左腿あたりにあって、面ががらあきです。やや下段の変則的な構えでした。私が指導で子供たちに面を打たせるときの構えに似ています。「あっ、面を誘ってる」と思いました。

こういう場合は、まず相手の中心を攻めながら一足一刀の間に入り、さらに前へ出て攻めて相手が思わず浮かせる竹刀を手首のスナップで鋭く払い落とし、突きまたは面に行くのが定石です。でも、爺にはそんなことぐらいわかっているでしょうから、逆の逆をつくことにしました。気と剣先で中心を攻めながら間をジリッと詰めてみましたが、爺の竹刀はダラリとしたままです。どこ吹く風という感じです。打ってくる気配すら感じません。上から鋭く払い落として見ましたが、またすう〜っと元の構えに戻ります。もう一度鋭く払いました。そして爺が元の構えに戻ろうと剣先を上げかけようとした瞬間に爺の竹刀の中程を鋭く払って一気に突き、すかさず面に行きました。でも、私の突きはいなされ、面は空を切り、爺はひょいとすれちがって行きました。すぐに爺が私の背後で、それも近間で構えている気配がしましたから、そのまま一気に走り抜け間合いをきりました。振り向けば一本取られてしまう危険な場面です。爺は打ってきませんでした。

また、一足一刀の間合いで構えました。先程の打ちは、爺に乗せられたと思い、逆を突くことにしました。

機を見て前に出ながら爺の竹刀を上から鋭く打ち落として突き、爺が突きを防ごうと手元を上げる端をとらえて右小手を打つのです。一気に突きました。すると爺は私の竹刀の中程を軽くいなすようにしてすう〜っと私の左側をすれちがって行きます。これでは小手は打てません。爺が私のすぐ背後で構えている気配がしましたから、またそのまま走り抜け間合いを切りました。そして振り向くと、なんと爺は私のすぐ後で構えています。私にぴったり付いてきているのです。「あっ、打たれる」と思い、すぐに爺の面に行きましたがいなされ、また爺は私の背後に回ります。間合いを切ろうとしても爺は私にぴったり付いてきますから、今度は私も素早く振り向き構えようとしましたが、爺はすでに構えています。でも、爺は絶好の機会なのに打ってきません。ただ前に出てきます。ふいに圧迫感を感じ、私は一足飛びに後方へ退きました。あのまま面に行ったら出端を取られるか、胴を抜かれるような気配を感じたのです。爺は床をするような歩み足ですうっ〜と間合いをつめてきます。面ががら空きでしたが、うっかり面には行けません。出小手か胴を抜かれます。

<続く>
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