神話 - 日本の創世記
投稿者: k_g_y_007_naoko 投稿日時: 2009/02/04 20:35 投稿番号: [48686 / 73791]
投稿者:拓
『日本の開闢神話』
「日本書紀」冒頭部
昔、いまだ天地わかたれず、陰陽わかれざるとき、渾沌たること鶏子(とりこ)のごとく、その清く陽(あきらか)なるものは天となり、重く濁れるものは地となる。天が先ず成りて、後に地が定まる。然して後、神聖その中に生(あ)れます。
「古事記」上巻序
混元(渾沌とした宇宙の元素)すでに凝固し、気象(宇宙の根源の気と作用の現象)いまだに効(あらは)れず。名もなく、為(わざ)もなし。誰かその形を知らむ。しかれども、乾坤(けんこん=天地)初めて分かれて、参神(宇宙に最初に出現した三神)造化(創造)の始めとなり、陰陽ここに開けて二霊(いざなぎ・いざなみ)群品(万物)の祖(おや)となりき。
天地の初め
天地初めてひらけしとき、高天原(たかあまはら)に成りし神の名は、天之御中主神、次に高御産巣日神、次に神産巣日神。この三柱の神は、みな独神(ひとりがみ=陰陽がない神)と成りまして、身を隠したまいし。次に国稚(わか)く浮ける脂(あぶら)のごとくして、海月(くらげ)なす漂える時に成りし二柱の神も、みな独神と成りまして身を隠したまひし。五柱の神は別天神(ことあまつかみ)。
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拓:クリスチャンの創世記にも大体これと似たような記述があります。
伊邪那岐命と伊邪那美命
伊邪名美神(いざなみのかみ)は火の神を生みしによりて、ついに神避(さ)りましき。
(中略)
左の御目を洗いたまう時に成りし神の名は、天照大御神(太陽)。次に右の御目を洗いたまう時に成りし神の名は、月読命(月)。次に御鼻(みはな)を洗いたまう時に成りし神の名は、建速須佐之男命(海)。
記紀神話は盤古を源流とするが、日本書紀は「三五暦記」の盤古を書写したものだろう。
盤古神話は鶏子に表れているように南方系民族の卵生型神話だが、記紀神話には卵生型神話の表現がない。正史に神話を掲載するという体裁上から盤古をベースに編集しただけであり、民間伝承ではないことから、南北の特徴的な記述がないのだろう。
ちなみに鶏子という表現は盤古神話のものだが、苗族古歌「開天辟地」では鶏子ではなく、孵蛋(蚕のさなぎ)となっている。筆者には相異の原因は不明。
また、盤古が兄妹だとすれば、三皇五帝の女媧(じょか)の「国生み神話」も、この盤古を起源とするのかもしれない。
拓:あとは直子さんが投稿するでしょうから、私からはこれでやめておきます(苦笑
これは メッセージ 1 (may7idaho さん)への返信です.
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