ユギオ2(その49)
投稿者: k_g_y_007_naoko 投稿日時: 2008/11/11 00:01 投稿番号: [44037 / 73791]
ユギオ2(その49)
李は少し考える素振りであったが、
「それで、私にどうしろということかね?」
カンは一呼吸おいてから、
「我々にご協力いただきたいということです..」
「はははは、わずか5%にも満たない君たちにかな?」
「ご協力いただけないのであれば、我々はあなたと韓国軍を侵略軍とみなし、戦うでしょう..」
カンは、わざとムッとした表情を作って見せた。
「ん?
私が言っていることに間違いがあるのかな?
君たちに何ができる?」
「大統領閣下のおっしゃることはよく分かっております。我々は5%と申しましたが、これは現在、党と軍幹部に占める我が同志の勢力です。しかし、金正日体制に疲弊した人民の多くは、すでに我々の手中にあります」
「ん?」
「閣下、ベトナム戦争で北ベトナムとベトコンが用いた戦術をご存知と思いますが、我々は似たような戦術で共鳴する同志を増やしております。餓死、凍死、貧困の極地にある山村や村々、地方の町にすでに我々の組織が出来上がりつつあります。これは、表面的には我々が指導し、配下に治めようとしている組織ではありません。その土地、その土地で自然発生的に組織されるよう誘導しております。特に金日成前の時代を知る地域長老たちに「いつまで偽将軍の金一族の影に怯え、虫けらのような生活を続けるつもりか?
子々孫々に顔向けできるか?
これはあなた方の責任ではないか?」といった自己啓発に全力を注いでおります。彼らは、家長であり、地域の長老たちですから、軍にいる彼らの子息たちにも絶大な影響力があると考えています。今のところ、地域同士、横の繋がりはありませんが、何らかのきっかけでこれを全土的に統率できれば、状況は一変すると思います..」
李大統領は考え込んでいた。
「すると君は、今回の件をそのきっかけにしようと考えているのかね?」
「いえ、今回の件は確かにきっかけになりますが、不足しているものがあります。ですから、逆になる可能性もあります。つまり、つぶされる可能性もあるということです..」
「君の言うことがよく分からんが…?」
李は、そう言って黙々と歩いた。
んじゃ(´・ω・`)
これは メッセージ 1 (may7idaho さん)への返信です.
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