Re: 危機で思ったこと
投稿者: tokagenoheso 投稿日時: 2008/10/26 01:07 投稿番号: [42608 / 73791]
ご丁寧なレスありがとうございます。
私はuberさんのご意見に反対なのではなく、理解できないのです。
経済学とはいわば社会科学の一つ、つまり歴史学や文化学、法学等々のような人間の営みを過去の分析から体系付けたものと解釈しています。その結果、例えば金が余れば「インフレ、物が余ればデフレ」とか「悪貨は良貨を駆逐する」のような法則が見いだされてきて、これはいかなる時代、いかなる地域でも当てはまる基本法則となった。これの集大成が経済学だと認識しております。
しかし、人間の価値観は思いがけなく変化もするし、通信手段の進化、経済規模の拡大、国際的な格差など様々な変数が入ってくると、従来公理だと思われていたインフレデフレ、悪貨良貨の法則さえ成り立たないケースが出てきます。つまり、いつも新しい現象が現れるという点で永久に完成しない学問だと考えているのですが、その完成しない学問で現在の問題が発生し、完成しない学問で現在の問題を収拾しようとしているのは矛盾ではないかと思った次第です。下手に彼らが手を出すと、却って混乱が増大するのではないかとさえ危惧します。
むろん、日本は経済学自体非常に後進国であるというご意見はその通りだと思いますが、むしろ今の経済的混乱に対処し収拾するには実務経験者の知恵が必要だろうと考えているわけで、その意味で日本は過去失敗もしたけれどかなり実務経験を積んでいると思っています。
つまり、今の状態の収拾には日本の経験が役立つだろうし、現実に日本が相対的に被害が少ないとされているのもそのためであろうと考えている次第です。この実務経験の集大成をあえて名付けるとすれば、経営学とでも言うのでしょうが、あいにく経営学は自然科学の一環として、経済学と同列に位置づけられているようですので、もっとふさわしいネーミングでもあればいいのでしょうが。
これは メッセージ 42586 (uberzeitgeist さん)への返信です.
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