Re: 危機で思ったこと
投稿者: ahoruda333 投稿日時: 2008/10/25 21:13 投稿番号: [42581 / 73791]
uberzeitgeistさん、こんばんは。
日本で経済・金融分野がいつまでも幼稚なのは、経済・金融を「科学的」に考える人がほとんどいないからだと思います。
金融なんていうのは、高度な応用数学の世界だと思います。
MITには経済学部が存在しますが、東京工業大学には存在しません。これが両国の経済学に対する考え方の根本的な相違です。
理論的に金融工学を構築できるのは、やはり理科系頭でないと無理だと思います。経済学部に数学のスペシャリストの教授がいるでしょうか?いたとしても、高度な数学を教える講座があるでしょうか?
ノーベル経済学賞を受賞した
ブラック-ショールズ方程式
の元になったのは、伊藤清先生の確率微分方程式だそうです。
犬テレビで受賞者が言ってましたよ。
「私達の業績は、伊藤先生の手の平の上で作り上げたものです」
・・・・まっ、欧米人は、特亜とは違い、業績に対してちゃんと敬意を払うようですけどね。
南部さんの基本的概念を発展させた理論を構築したのが益川・小林さんのわけですから、1997年の経済学賞で伊藤清先生が受賞できなかったのは、ある意味ダブルスタンダードでおかしな話だと思います。
何が言いたいのかというと、日本では数学者は純粋に数学を研究することに喜びを感じ、それで満足してしまうことが、金融工学後進国の原因だと思います。人材はいるんですよ。その人材で金儲けをしようという考えを持たないところが、日本の劣っているところであり、同時に素晴らしい美徳のような気もしてます。
確か、一橋大、東京工大、東京芸大、東京商船大(大学名が変わっているかもしれない)などの間で、単位互換制度か相互に講義を受講できるようなシステムになっているように記憶しています。
一橋大の経済学部のヤツらが東工大で数学の単位を取って、東工大の研究室で卒論を書き、数学課の大学院で研究したり、東工大の数学科の学生が一橋大で金融工学の講義を聴き、
「先生、そんなことは簡単に証明できますよ。数学的には自明のことです。」
とけなし、東工大卒業と同時に一橋大経済学部の教授になるような時代になれば、日本も金融後進国から脱皮できるきっかけになるかもしれません。
これは メッセージ 42572 (uberzeitgeist さん)への返信です.
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