韓国の明日 - ユギオ2(その26)
投稿者: k_g_y_007_naoko 投稿日時: 2008/10/23 22:54 投稿番号: [42367 / 73791]
投稿者:大介
しかし三枝には、バルコニーのガラス戸越しに複数の監視兵が目に入った。
夜中、三枝は重苦しいうめき声に目を覚ました。うめき声の主はカンであった。隣のベッドでしきりに身を動かしてはうめいていた。三枝は起き上がってカンのベッドに行くと、カンの額には大粒の汗がにじんでいた。三枝はすぐにバスから冷水とタオルを持ってくると、カンの額の汗を拭いた。やがて、カンは目を開けた。そして、自分が今どこにいるのか分からないかのように、周囲を見回していた。
「カン、ここはソウルだ。分かるか?」
カンは、やっと平静を取り戻した。
20xx年6月19日「ソウル近郊、秘密基地」
三枝が目を覚ましたのは、7時であった。窓から明るい日差しが差し込み、思わず寝過ごしたと思ったが、ふいにカンのベッドを見た。カンのベッドの寝具は綺麗にたたまれ、もぬけのカラであった。ふいに脅迫感が襲ったが、バスルームから水音がして、思わずホッとした。
まもなく朝食が運ばれ、食べ終わった頃に昨夜の女士官が大きな包み2つを持って笑顔で入ってきた。
「これに着替えてください。下着も入ってます。30分後にお迎えがまいりますから、お急ぎください」
と言うなり、一礼して部屋から出て行った。包みには上等な生地であつらえたスーツとシャツ、ネクタイ、ベルト、皮靴、そして下着が入っていた。
「大統領に会えるのかな?」
三枝は、そう思いながら着替えていたが、カンが心配になりカンを見たが、意外と慣れた手つきで着替えていた。着替えが終わったカンは、鏡の前で髪をクシなでていた。七三である。やがて、
「三枝さん、これでいいですか?」
そう言うなり振り向いたカンに三枝は驚いた。あの作業着とぼうぼう頭で風采がなかったカンが、目のすくような貴公子に変身していたのである。いや、見掛けの変身だけではなく、威厳までも発散していた。
「いやあ〜、驚いた。カンさん、別人ですよ!」
三枝は、本当にそう思った。そして、昨日のことは演技であったと、この自分の目まで騙されたことに舌を巻いた。それほどカンの全身からは、高貴な威厳が漂っていたのである。「並みの工作員ではないと思ってはいたが、まさか..」と三枝は思った。
先程の女士官が迎えにきた。そしてカンを見るなり、驚きの声を上げた。
これは メッセージ 1 (may7idaho さん)への返信です.
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