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<ズレ>乱世のチャーチスト

投稿者: uberzeitgeist 投稿日時: 2008/09/16 22:31 投稿番号: [39472 / 73791]
年初、ある大手証券チャーチストは、「平均株価の大底は14,000円」と見通しました。しかし、あっけなく突き破り3月には11,691円まで下落。

4月になると「日本株の2段下げは終了。3月安値が大底となった」と宣言。9月には「12,500円から12,000円近辺で2番底を形成するだろう」と予想。結果は見ての通りです。

チャーチストの大前提は「株価は何でも知っている」です。すなわち、株価にはあらゆる情報が織り込まれており、その情報の塊である株価の過去の動きを観察し、リズムを掴み出しトレンドを延長し、足したり引いたり割ったり掛けて、先行きを予測するのです。

平時ならばそれでもいいでしょう。間違えても大きな傷は負いません。しかし、乱世、危機時には致命傷となりえます。今年になって2回もビッグミステイクを犯したのです。この先、まだまだ間違えるでしょう。

1990年8月、サダム・フセインがクウェートに侵攻したとき、全世界の株価は暴落しました。クウェートの大金持ちからお金を預かり運用していたある人は「一目均衡表信者」であり、侵攻の直前までチャートを睨んで相場の先行きを予測していました。

けれども「一目均衡表」には「サダム情報」が欠けていたのです。今回は「バーナンキ情報」が抜けていました。

チャーチストはチャート予測が仕事です。「駄目だ」と内心思っても今度は「○○円がサポートラインになるだろう」と予想せざるを得ません。信ずるか信じないか、今を平時と捉えるのか乱世と見るのか。「他人は他人、自分は自分」が何時の世も変わらぬ原理です。
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