Re: 中国の「実利外交」(1)、横
投稿者: arisaa51 投稿日時: 2008/08/19 03:08 投稿番号: [37336 / 73791]
専門家の立場から一言
トカゲさん、もう片方はだれだったかな〜、mokneybrain123???
どちらの論に組するわけでもないけれど、引用のURLの解釈完全に間違っています。
<浮世絵なんて西洋画がなければ成立しなかったのでは?>
とありますが、後半部分をよく読んで下さい。あの<左巻きで有名な??>家永教授
ですらこの様に書いているのですよ。
<ところが,浮世絵版画にいたって,西洋絵画史の上に決定的な影響を及ぼす役割を演ずる
にいたったのは日本の文化として,真に画期的な現象であったとしなければならない。
日本文化の西洋文化に与えた影響に関する基礎的事実の調査さえ十分になされていない
現在までの知識で,立ち入ったことをのべるのはさしひかえるのが妥当と思うが,
浮世絵版画の世界文化史上における地位は,俳句がイマジズム(1910年ごろ,英米において
おこった自由詩運動)の詩人たちにあたえた影響など僅少な類例しか見出されない現在では,
特筆してよい事実であろうと考えられるのである。>
司馬江漢の様な洋画や伝統的日本画の領域、浮世絵にも,遠近法その他の洋画の手法が
取り入れられた事は間違いないし、渡辺崋山の肖像画の迫真力も,洋画の写実主義(多分
広義の意味での写実主義であろうが、近代美術用語としての写実主義であれば、間違い。
崋山は江戸末期1850年頃まで、崋山の方が時代的に早い。)をとり入れてなければ,
あれほどにはいたりえなかったにちがいあるまい。
北斎・広重の風景版画にも,雲の描写その他に洋画の手法をとり入れた痕跡がはっきり認め
られる。これも当然その通り。
そもそも、アートに付いて言えば北斎などは、完全に学究の徒であり、自分で
優れていると考えればその手法取り入れた人物である。しかしながら浮世絵は、西洋画が無く
ても十分成立する事は、それこそ、アート的には明らか。西洋手法で取り入れたのは、遠近法、
陰影法等々の手法であって、本質的な日本画、南画の手法ではないからです。西洋絵画手法が
無ければ無いで、他の手法を取り入れた可能性はありますが。
勿論、明治以降の、日本絵画(洋画、日本画、彫刻も含め)は、西洋絵画の存在がなければ
成立しません。余談ですが、現在、サブカルチュアーとして世界的に持て囃されるアニメも、
元はと言えば、この浮世絵、日本画が源流だと私は考えていますが。(サブカルチュアーの雄、
村上隆は日本画科出身ですし、彼の卒業作品は日本画とアニメの融合です。)
これは、浮世絵が印象派に与えた影響の、時代を超えた、第2波の様な気がしますが。
そもそも、引用の資料名は
<海外文化への寄与 >
ですよ。
これは メッセージ 37317 (tokagenoheso さん)への返信です.
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