Re: 輸入農産物の価格、史上最高値を更新
投稿者: tokagenoheso 投稿日時: 2008/04/19 17:59 投稿番号: [33542 / 73791]
>tokagenohesoさん、解説感謝いたします。
いえ、恐れ入ります。
>農作物生産におけるコストの内訳で、原油の割合が100%であるならば、今回の暴騰も説明できますが、到底そのようなことはあり得ず、どう考えても大きくて20%程度では無いでしょうか?
その通りですね。まして、エネルギー源の全てが原油というわけではないので、農産物のコストに占める原油コストはおっしゃるとおりだと思います。
>そうすると、原油高が食料価格に与える影響は、定量的には20%以下と考えられるにもかかわらず、50%あるいは100%も値上がりしている事実から、その原因を原油高以外の要因にも求めるべきだと思います。
しかし、そのごくわずかしか原料費を押し上げないはずの原油高が全ての商品の価格を押し上げるのは、多分に心理的な物もあるでしょう。
>運用先として、金融商品としての食料の(先物)相場に資金が流れ、あらゆる商品価格が暴騰していることと、食料については需給がひっ迫していることが主因と考えたのは、そういう定量的な考察を踏まえてのものでしたが、もし違っていたら解説お願いいたします。
全ての産業製品にエネルギー源は関連しています。食料ですが、これももしエネルギーが無尽蔵に利用出来るなら食料生産も無尽蔵なのです。むろん、これは理論的に、という話で現時点ではコスト的技術的な制約がありますが、現実にビルの地下で米を栽培している例もあります。多分に企業イメージのためで、コストは無視しています。
このように、人工照明をふんだんに使い、温度管理をし、水を循環させ必要であれば海水から採ることも出来ますし、肥料も生産出来ます。それらは全てエネルギーの問題であり、エネルギーコストに縛られているのです。
温暖化ガスの抑制も廃熱公害もエネルギーを使えば解決出来ますし、今不足が心配されている真水もエネルギーがあれば海水から無尽蔵に得られます。
工業品の例を挙げるなら、アルミニウムは電力の固まりとされ、さらに今は産出地が限られたボーキサイトを原料としていて、日本は全量輸入に頼っていますが、本来アルミニウムは酸化アルミという形で無尽蔵にあると言って過言ではありません。日本にも無尽蔵にあり、現実に酸化アルミからアルミニウムを取り出すことは可能です。しかし、膨大なエネルギーを必要とするため、ボーキサイトから取り出したアルミニウムとコスト的に競合出来ないわけです。言い換えればエネルギーコストが下がれば、日本は別にボーキサイトを高い金で買う必要もありません。食料も買う必要はありません。
だから、原油が今のところ一番安いエネルギー源でも、価格が高騰してメタンハイドレート、太陽電池、風力発電などがコスト的に合うようになってきているわけです。また世界的に原子力発電所の建設ラッシュになっているわけでしょう。
実際の所原油がどれだけあるのかは分かりません。現在の埋蔵量は全世界で一兆バーレル弱ですが、従来この埋蔵量があまり減ったことがないのです。技術革新により今まで採掘出来なかった場所に油田が発見されたり採掘されたり、あるいは原油価格を下げないために発見された油田の埋蔵量を少なく発表したりしているからと言われています。
一方、日本を始め工業品生産量に対する原油消費量が減りつつあることも関係しています。原油も投機の対象になっていますが、いずれ下がるかバブルが弾けるかでしょう。
>原油が高くなることにより、食料生産に関わるあらゆるコスト要因、例えば人件費までもが原油価格に比例して上昇したということなら、定量的にも説明できるのですが、そんなことは考えられませんよね?
食糧不足は現実に中国やインドなどの消費が増えたためであり、富裕化により食習慣が変わってきて従来穀物を食べていた人が肉食になったりしたためです。1キロの肉を得るためには7キロの穀物が消費されます。また、車の数も増えるし生産設備も増えつつあり、原油は全てに対して足りない状況です。原油価格に比例して上がるだけで済むはずがありません。
いま、原油も穀物も(穀物は多くがバイオエタノールと競合してきています)投機の対象であり単に原価の上昇がそのまま穀物の価格に反映しているわけではないようです。穀物が必要とされている人の所に行かず、偏っているという形です。
いえ、恐れ入ります。
>農作物生産におけるコストの内訳で、原油の割合が100%であるならば、今回の暴騰も説明できますが、到底そのようなことはあり得ず、どう考えても大きくて20%程度では無いでしょうか?
その通りですね。まして、エネルギー源の全てが原油というわけではないので、農産物のコストに占める原油コストはおっしゃるとおりだと思います。
>そうすると、原油高が食料価格に与える影響は、定量的には20%以下と考えられるにもかかわらず、50%あるいは100%も値上がりしている事実から、その原因を原油高以外の要因にも求めるべきだと思います。
しかし、そのごくわずかしか原料費を押し上げないはずの原油高が全ての商品の価格を押し上げるのは、多分に心理的な物もあるでしょう。
>運用先として、金融商品としての食料の(先物)相場に資金が流れ、あらゆる商品価格が暴騰していることと、食料については需給がひっ迫していることが主因と考えたのは、そういう定量的な考察を踏まえてのものでしたが、もし違っていたら解説お願いいたします。
全ての産業製品にエネルギー源は関連しています。食料ですが、これももしエネルギーが無尽蔵に利用出来るなら食料生産も無尽蔵なのです。むろん、これは理論的に、という話で現時点ではコスト的技術的な制約がありますが、現実にビルの地下で米を栽培している例もあります。多分に企業イメージのためで、コストは無視しています。
このように、人工照明をふんだんに使い、温度管理をし、水を循環させ必要であれば海水から採ることも出来ますし、肥料も生産出来ます。それらは全てエネルギーの問題であり、エネルギーコストに縛られているのです。
温暖化ガスの抑制も廃熱公害もエネルギーを使えば解決出来ますし、今不足が心配されている真水もエネルギーがあれば海水から無尽蔵に得られます。
工業品の例を挙げるなら、アルミニウムは電力の固まりとされ、さらに今は産出地が限られたボーキサイトを原料としていて、日本は全量輸入に頼っていますが、本来アルミニウムは酸化アルミという形で無尽蔵にあると言って過言ではありません。日本にも無尽蔵にあり、現実に酸化アルミからアルミニウムを取り出すことは可能です。しかし、膨大なエネルギーを必要とするため、ボーキサイトから取り出したアルミニウムとコスト的に競合出来ないわけです。言い換えればエネルギーコストが下がれば、日本は別にボーキサイトを高い金で買う必要もありません。食料も買う必要はありません。
だから、原油が今のところ一番安いエネルギー源でも、価格が高騰してメタンハイドレート、太陽電池、風力発電などがコスト的に合うようになってきているわけです。また世界的に原子力発電所の建設ラッシュになっているわけでしょう。
実際の所原油がどれだけあるのかは分かりません。現在の埋蔵量は全世界で一兆バーレル弱ですが、従来この埋蔵量があまり減ったことがないのです。技術革新により今まで採掘出来なかった場所に油田が発見されたり採掘されたり、あるいは原油価格を下げないために発見された油田の埋蔵量を少なく発表したりしているからと言われています。
一方、日本を始め工業品生産量に対する原油消費量が減りつつあることも関係しています。原油も投機の対象になっていますが、いずれ下がるかバブルが弾けるかでしょう。
>原油が高くなることにより、食料生産に関わるあらゆるコスト要因、例えば人件費までもが原油価格に比例して上昇したということなら、定量的にも説明できるのですが、そんなことは考えられませんよね?
食糧不足は現実に中国やインドなどの消費が増えたためであり、富裕化により食習慣が変わってきて従来穀物を食べていた人が肉食になったりしたためです。1キロの肉を得るためには7キロの穀物が消費されます。また、車の数も増えるし生産設備も増えつつあり、原油は全てに対して足りない状況です。原油価格に比例して上がるだけで済むはずがありません。
いま、原油も穀物も(穀物は多くがバイオエタノールと競合してきています)投機の対象であり単に原価の上昇がそのまま穀物の価格に反映しているわけではないようです。穀物が必要とされている人の所に行かず、偏っているという形です。
これは メッセージ 33536 (daijoubu9 さん)への返信です.