Re: 自給率、食料輸入の件
投稿者: tokagenoheso 投稿日時: 2008/02/08 11:42 投稿番号: [30855 / 73791]
定年後農業をする人が全てではないし、その人達のための農地が確保出来るわけではないので、あくまで趣味の域を出ません。つまり、これは日本の食糧自給率向上の基本には役立ちません。
どこの国もそうですが、かつては農業人口が膨大であったため、政権与党の票田である農業は国家の保護を受けており、また土地制度でも税金などの面で優遇を受けていました。これが、現在までの農業の非効率の原因です。
しかし、いま日本農業は改変が進んでいますよ。株式会社による大規模農業への転換もすすみ、多くの若い人間が社員として働いています。
今の小規模農家のままでは機械化をすればするほどその支払いに締め付けられるのが現状であり、それでは農家の収入が低下し、誰も彼もが少数高額商品の栽培に走ってしまいます。それが出来なければ離農するしかないし、それで成功しても食糧自給率向上には無関係です。真冬にスイカを作れば高く売れますが、それで自給率が上がる訳ではないですしね。
集団農業、企業による農業でそうとう改善されつつあります。低価格作物を大量に作ってしかも農業収入が上がる為には大規模化しかありませんが、その方向に進んでいます。
むろん、栽培技術の向上、品種改良も進んでいます。いま、農業は転換期ですし、また消費者が野菜の見てくれや虫食いにこだわりすぎる傾向さえ正せれば自給率は上がりますよ。それに、異常に有機栽培や無農薬栽培にこだわることもやめた方が良いですね。
今の農薬や化学肥料は、正しく適正に使えば生産量を上げ、省力化につながり、作物のコストを下げ、しかも危険はありません。もちろん、知られていない危険が全くないとは断言出来ませんが。20年、30年前とは随分改善されています。現実に、日本で、近年、国産野菜による農薬、肥料での健康被害は報告されていません。
それに、日本でとれる食材をもっと活かす食生活の改善ですね。日本は米が余っていて生産調整をするくせに小麦を大量に買う現状、大豆や麦を牛や豚に食わせて霜降りキロ3万円の肉を作るなどを改めれば良いんですよ。
それに、効率を考えれば、日本の工業製品を売って安全な食料を海外で委託栽培して購入するなども選択肢としては有効であり、何も100%自給する必要はありません。
食料100%自給をしていても、いざとなってエネルギーの供給が止まれば、食糧自給は出来ないのですから。
まあ、趣味の範囲で野菜を作って安心して食べること自体はよいですね。人件費などを考えると、とんでもなく非効率ですが、趣味ですから。もし全ての費用を入れて、自分で栽培した野菜を売り、生活を支えるとなれば到底”多少高い”程度では済みません。だから、趣味だというわけです。
都会暮らしのほとんどの人には無理ですね。
これは メッセージ 30853 (toori_0318_sugari さん)への返信です.
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