心にカミソリを隠し持った盧大統領
投稿者: okasaki13 投稿日時: 2007/06/28 07:13 投稿番号: [19248 / 73791]
心にカミソリを隠し持った盧大統領
盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領が就任して1年目の2003年、韓国政治学界の年末学術大会で「盧大統領の性格類型とリーダーシップ類型についての研究」という論文が発表された。この論文は「大統領の個人的、心理的な要因が国政に及ぼす影響は大きい」という指摘から始まっていた。盧大統領の任期も終わりに向かおうとしている現在、大統領の「個人的、心理的な」要因が、国に非常に大きな影響を与えることを多くの人々が実感させられている。大統領の性格上の問題は個人的な問題ではなく、国家レベルの問題だ。世界史をひもといてみても、そうした実例はいくらでもある。
先の論文は、盧大統領の性格について外向的思考型と外向的思考型の組み合わさったタイプだと分析している。同論文によると外向的思考型とは、改革的な志向が強い一方、気障りなことを見過ごせない傾向が強いという。また外向的感覚型とは、適応性に優れる一方で、衝動的に行動する傾向が強いという。盧大統領のこの4年間を振り返ってみると、いずれもうなずけるものばかりだ。そして総体的な評価では、残念ながら否定的な側面ばかりが発揮されたと言わざるを得ない。誰でもそうだが、盧大統領も感情に左右される瞬間がある。だがそうした局面でいつも決定がマイナスの方向にぶれてしまうのは、盧大統領の劣等感に大きな原因があるとみられる。
盧大統領自身、劣等感には悩まされ続けてきたとしている。盧大統領は自著『妻よ、少し助けてくれないか』の中で、「幼いころ、わたしはひどく反抗的だった一方、ひどい劣等感を持っていた。心の奥底に他人に対する恨みや敵対心を抱いていたし、それゆえにくじけやすくもあった。わたしの反抗的な態度や劣等感には、身の回りの環境や常に不遇を嘆いていた母親の話が大きく影響したと思う。それだけに青少年期にはつらい記憶が多い」と書いている。
盧大統領が劣等感を憎悪の形で表出させた例もある。盧大統領は自著の中で「国民学校(小学校)時代の思い出のほとんどは貧しさや劣等感、そしてそれによる反抗的な行動しかない。しかし一方では自尊心やプライドも高かった。優越意識に反抗心が作用して、奇妙な事件を起こしたこともあった」と書いている。そうした事件の一つが、「カミソリ事件」だ。盧大統領は「体育の時間に当番となり、教室で留守番をしていたところ、金持ちの子どもが使っているゴム製のカバンが目についた。そこでそのカバンをカミソリで切り裂いた」と書いた。 中学3年の時の担任教師は盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領の生活記録に「頭脳明晰(めいせき)、物事についての判断力もある。しかし妥協を知らず、極度に独善的だ。不適切な挙動が目につき、悪化するのではないかと心配だ。自負心が度を超しており、協調性もない」と記している。盧大統領のこうした性格は国会議員になった後も変わることはなかった。
また盧大統領が議員当選後初めて国会で行った質問で一定の成功を収めたのも、本人のその後に大きな影響を与えたようだ。盧大統領はその際、「今でもまだ経済発展のために労働者が犠牲となっているが、これが果たして正しいことなのか。正しいと思っている人たちに言いたいことがある。あなたたちの子どもを死なせてごらんなさい。国の経済を発展させるため、あなたがたの子どもを現場で死ぬまで働かせてはどうか」と語った。盧大統領は「その後、激励の電話がひっきりなしにかかってきた時の興奮を今も忘れられない」と書いている。この時の経験により、盧大統領はかつてカミソリを振り回した時と同じ衝動を抑えるたがを失ってしまったのだろう。
盧大統領は貧しい幼年期を過ごした。盧大統領は別の著書の中で、「場合によっては逆境の中で人間性や健全さをはぐくむ人もいる」と書いた。リンカーン大統領もそうした人物の一人だった。しかし一部の人々は逆境にあって憎悪や恨みばかりをため込んでしまう。そうした例として、ニクソン大統領をあげることができる。リンカーンはニクソンよりももっと貧しい境遇で育ったが、国家分裂の危機を乗り越え、米国史上もっとも偉大な大統領となった。ニクソンは貧しい中から身を起こし、私立名門大の法学部を卒業している。しかし生涯にわたって被害者意識にとらわれ、周囲への恨みを克服できなかったことから、米国史上もっとも評判の悪い大統領となってしまった。
韓国には「貧しい環境で生まれた英雄」に共感し、歓迎する雰囲気がある。だから大統領選挙のたびに各候補者は「わたしもかつて貧しかった」と語る。盧大統領も「庶民派大統領」を売り物に当選を果たした。庶民から誕生する英雄は数多い。問題は、その中に憎悪の炎を隠し持った英雄も含まれているということだ。
朝鮮日報/朝鮮日報JNS
盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領が就任して1年目の2003年、韓国政治学界の年末学術大会で「盧大統領の性格類型とリーダーシップ類型についての研究」という論文が発表された。この論文は「大統領の個人的、心理的な要因が国政に及ぼす影響は大きい」という指摘から始まっていた。盧大統領の任期も終わりに向かおうとしている現在、大統領の「個人的、心理的な」要因が、国に非常に大きな影響を与えることを多くの人々が実感させられている。大統領の性格上の問題は個人的な問題ではなく、国家レベルの問題だ。世界史をひもといてみても、そうした実例はいくらでもある。
先の論文は、盧大統領の性格について外向的思考型と外向的思考型の組み合わさったタイプだと分析している。同論文によると外向的思考型とは、改革的な志向が強い一方、気障りなことを見過ごせない傾向が強いという。また外向的感覚型とは、適応性に優れる一方で、衝動的に行動する傾向が強いという。盧大統領のこの4年間を振り返ってみると、いずれもうなずけるものばかりだ。そして総体的な評価では、残念ながら否定的な側面ばかりが発揮されたと言わざるを得ない。誰でもそうだが、盧大統領も感情に左右される瞬間がある。だがそうした局面でいつも決定がマイナスの方向にぶれてしまうのは、盧大統領の劣等感に大きな原因があるとみられる。
盧大統領自身、劣等感には悩まされ続けてきたとしている。盧大統領は自著『妻よ、少し助けてくれないか』の中で、「幼いころ、わたしはひどく反抗的だった一方、ひどい劣等感を持っていた。心の奥底に他人に対する恨みや敵対心を抱いていたし、それゆえにくじけやすくもあった。わたしの反抗的な態度や劣等感には、身の回りの環境や常に不遇を嘆いていた母親の話が大きく影響したと思う。それだけに青少年期にはつらい記憶が多い」と書いている。
盧大統領が劣等感を憎悪の形で表出させた例もある。盧大統領は自著の中で「国民学校(小学校)時代の思い出のほとんどは貧しさや劣等感、そしてそれによる反抗的な行動しかない。しかし一方では自尊心やプライドも高かった。優越意識に反抗心が作用して、奇妙な事件を起こしたこともあった」と書いている。そうした事件の一つが、「カミソリ事件」だ。盧大統領は「体育の時間に当番となり、教室で留守番をしていたところ、金持ちの子どもが使っているゴム製のカバンが目についた。そこでそのカバンをカミソリで切り裂いた」と書いた。 中学3年の時の担任教師は盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領の生活記録に「頭脳明晰(めいせき)、物事についての判断力もある。しかし妥協を知らず、極度に独善的だ。不適切な挙動が目につき、悪化するのではないかと心配だ。自負心が度を超しており、協調性もない」と記している。盧大統領のこうした性格は国会議員になった後も変わることはなかった。
また盧大統領が議員当選後初めて国会で行った質問で一定の成功を収めたのも、本人のその後に大きな影響を与えたようだ。盧大統領はその際、「今でもまだ経済発展のために労働者が犠牲となっているが、これが果たして正しいことなのか。正しいと思っている人たちに言いたいことがある。あなたたちの子どもを死なせてごらんなさい。国の経済を発展させるため、あなたがたの子どもを現場で死ぬまで働かせてはどうか」と語った。盧大統領は「その後、激励の電話がひっきりなしにかかってきた時の興奮を今も忘れられない」と書いている。この時の経験により、盧大統領はかつてカミソリを振り回した時と同じ衝動を抑えるたがを失ってしまったのだろう。
盧大統領は貧しい幼年期を過ごした。盧大統領は別の著書の中で、「場合によっては逆境の中で人間性や健全さをはぐくむ人もいる」と書いた。リンカーン大統領もそうした人物の一人だった。しかし一部の人々は逆境にあって憎悪や恨みばかりをため込んでしまう。そうした例として、ニクソン大統領をあげることができる。リンカーンはニクソンよりももっと貧しい境遇で育ったが、国家分裂の危機を乗り越え、米国史上もっとも偉大な大統領となった。ニクソンは貧しい中から身を起こし、私立名門大の法学部を卒業している。しかし生涯にわたって被害者意識にとらわれ、周囲への恨みを克服できなかったことから、米国史上もっとも評判の悪い大統領となってしまった。
韓国には「貧しい環境で生まれた英雄」に共感し、歓迎する雰囲気がある。だから大統領選挙のたびに各候補者は「わたしもかつて貧しかった」と語る。盧大統領も「庶民派大統領」を売り物に当選を果たした。庶民から誕生する英雄は数多い。問題は、その中に憎悪の炎を隠し持った英雄も含まれているということだ。
朝鮮日報/朝鮮日報JNS
これは メッセージ 1 (may7idaho さん)への返信です.