最新の史料が定説を覆す
投稿者: goddagodo345 投稿日時: 2007/04/25 23:59 投稿番号: [16651 / 73791]
may7idaho さん
こんばんは。
ひょんなことから、メイさんの戦史知識が飛び出してきて驚きました。近代戦史のことはまるで調べた経験が無いので興味深く読ませて頂きました。
帝国陸軍のことは何も知らなかったので良い刺激になりました。
そんなことまでとことん調べていたんですね。朝鮮史だけでもビックリしたのに一度ゆっくり講義を受けてみたい気分です。^^
個人的な興味の中心は日本の民衆史なのでリタイアしたら又、図書館に篭ったりしてみたいななんて思っています。
歴史の世界に於いては、最新の史料が定説を覆すことはあることでそれが面白さでもあります。
自分自身も大きく2度程、目からウロコが落ちるのを体験したことがあります。
一つは、「百姓」。
もう亡くなられましたが網野善彦教授が最新の研究成果の中から、この「百姓」という言葉が長い間日本の学界で「農民」と誤解されてきたことを指摘していました。
百姓の本来の意味は「一般人」という意味でしかないのに思い込みで農民と書き換えられたために「日本人は農耕民族・・・」と言った日本人論が出てきてしまったと。
将来は、違った日本史が教えられることになるだろうと著書で語っていました。
もう一つは、ルイス・フロイスの「日本史」と「日欧文化比較」。
日本史と言っても、日本キリスト教布教史なのですが、実際の内容は、出来事を事細かに書いているので当時の日本人の生き様が手に取るように分るようになっています。
又、第三者の目で書かれているので、当時の日本人にとっては何の不思議も感じなかっただろうことまで書いているので現代の我々にとっても非常にわかり易い内容になっています。
当初、信憑性に疑問符を持つ学者も沢山居たようですが、その中に「長浜の大地震の際に村が湖底に沈んだ。」と書かれているのですが最近の調査で湖底から木の切り株が見つかったりして裏付けが進んでる資料です。
個人的には、フロイスが書かなくても良いようなことを事細に書いていることを随所に書いていることや、当人の生真面目な性格が伺えること、上部組織に送るための報告資料であること、キリスト教がそもそも嘘を非常に嫌うことなどから、書いてあることは皆、本当だろうなと思って読みました。
当時の日本人が酒を褒める時にしかめっ面をするということまで書いています。
これは、今も変わらないですね。^^
「日本史」の方は厚みのあるのが何冊もありますが、「日欧文化比較」は文庫で簡単に読めます。
日本人のルーツを辿るのにオススメの史料なんで紹介させて頂きます。
これは メッセージ 16613 (may7idaho さん)への返信です.
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