>怪談の傾向と対策
投稿者: light_cavalryman 投稿日時: 2003/09/05 02:12 投稿番号: [2472 / 17759]
>小学生対象の場合は『さんりんぼう』の様なマイルドな怪談にしないと・・・
『さんりんぼう』のお話は、小学生には理解できないと思います。
あのお話の良いところは、俗物的都会人の、甘い田舎認識をぶち壊すところです。
よその家の衰退を願って、呪詛をかけること。できるだけ目立つところに野菜を
置いて腐らせることに成功すれば、その家を廃らせることができるという、邪悪な迷信。
効果があるかどうかよりも、その迷信の奥に潜む、人々の悪意や憎悪に、背筋に冷たい
ものが走る。そして、このような暗澹たる気持ちにさせる、暗い民衆の俗信の世界が、
おばあさんの時代というそれほど遠い昔でない時代に脈々と生きていたのだということ。
都会人の田舎は素朴だという、あほなセンチメンタリズムを粉微塵に砕いてしまう。
原始的なものであるだけに、単純で力強い怖さがあり、私たちの実存を脅かす、なにかを
感じる…。
下手に「女」の出てくる話の方が、幼稚だと思う。
これは メッセージ 2466 (mild7superlights2000 さん)への返信です.
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