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いじめと国際社会

投稿者: piazzollajp 投稿日時: 2012/09/18 21:34 投稿番号: [17658 / 17759]
今日のCNNで、クリスティアン・アマンプールが、シリアの元政府側報道キャスターで、今はフランスに亡命した女性にインタビューした番組が放映された。
彼女は、インタビューの中で、シリアにおける国営放送が、いかに政府の命令により、事実を捏造、歪曲したものであることを赤裸々に暴露するとともに、自らがその一員として手を貸していたことを、「自分自身が殺人者であるかのように感じた」と告白していた。
また、彼女は、毎日のように行われている罪のない女性や子供達の大量殺戮に対し、見ているだけで何ら有効な手だてを講じていない、合衆国を始めとする国際社会を、「Your silence is killing children」と、強い口調で非難していた。
この言葉が、私の胸を鋭く突きさした。

折しも日本では、いじめによる自殺の問題があちこちでクローズアップされている。この問題で常に反省事項として挙がるのは、学校側の管理責任とともに、クラスの同級生の態度についてである。曰く「いじめを見て見ぬふりをするのは、いじめに加担しているのと同じだ」と。
確かにそのとおりだと思う。そして、この言葉が、先ほどのシリアの元キャスターの言葉と完全に重なってくる。

我々は、シリアで今進行中の出来事にどれほど関心を持っているのだろうか。もちろん、全く関心がないということはないだろう。少なからぬ人が、毎日報道される子供達の虐殺に心を痛めたり、アサド政権への強い憤りを感じているはずである。しかし、そんな人達でも「自分達も同罪だ。」と思っている人は皆無に違いない。

しかし、いじめを見て見ぬふりをした同級生がいじめの同罪であるように、シリアの惨状を知っていながら黙って見ている我々も、罪なき子供達の虐殺に手を貸しているのも同然ではないのか。国際社会の一員である我々は、この状況をこのまま手をこまねいて見ていてよいのか。尖閣も竹島も、確かに我が国にとって深刻な問題だが、シリアの問題も深刻さにおいては同じではないのか。

「Your silence is killing children」 この彼女の切実な言葉を、国際社会はどう受け止めるのだろうか。
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