調査捕鯨と原発
投稿者: dorawasabi5001 投稿日時: 2011/05/31 00:15 投稿番号: [17002 / 17759]
★グリーンピース「横領」鯨肉「窃取」事件、
仙台高裁での最終弁護側意見のご紹介
グリーンピースのメンバーが調査捕鯨船員の組織的継続的大量な鯨肉横領の疑いを明らかにするために、船員が自宅へ配送中の鯨肉を、運送会社のターミナルで確保した事件の控訴審での審理が24日、仙台高裁で行われました。
証人等の採用はなく、一日で終わりましたが、このときの弁護側の最終意見陳述(弁論要旨)を担当しました。それをご紹介したいと思います。
弁論要旨
当初、3月11日の大震災に伴う東京電力福島第一発電所の事故について、想定外という形容がなされることがありました。
しかし、事故から2カ月を経たいま、実は、事故前から多くの警鐘が社内外でなされていたことが明らかとなりつつあります。これらの警鐘が事故前に採用されるところとならなかった背景には、これまでの重大事故隠しの際にも問題とされてきた監督官庁である原子力安全・保安院と電力会社の癒着があると指摘する方もいます。
もし、警鐘が採用されていたら、今日という日が多くの方にとってこれほどまでに辛いものではなかったはずです。
利権をチェックするはずの監督官庁が利権を生み出すベクトルと一致する政策を採用している場合、利権がチェックされることは難しくなり、それを放置することが、国民にとって、重大な問題を引き起こしかねないことは今回の原発事故で身を持って体験しました。
被告人らが行った行為は、国際的なルールのもとで例外的に認められている捕鯨である調査捕鯨、それも南氷洋という世界が共有する場所における調査捕鯨において、
【調査対象の鯨肉を船員が不明朗な形で組織的かつ大量に持ちかえっている実態を明らかにすることを目的とするものでした。】
商業捕鯨のめどが立たず、先の見えない調査捕鯨において、人材を確保するためには、そのようなお土産が必要だったのでしょう。
【被告人らが不明朗な鯨肉持ち帰りを指摘し、その不明朗な持ち帰りが困難となった後、しばらくして、調査捕鯨が中断されることになったのは、偶然ではないはずです。】
また、被告人らは、当初から、捕鯨船の船員だけではなく、漁業監督官として捕鯨船に乗船している水産庁の職員や、日本鯨類研究所の研究者らが高級鯨肉を無断で持ち出していたり、譲渡されたりしている可能性を指摘していましたが、
【原判決後、水産庁職員5人が土産鯨肉を持ちかえっていたことを理由に処分され、調査捕鯨における鯨肉の処分についてチェックするべき監督官庁関係者が所属官庁に無断で高級鯨肉を持ちかえっていた事実も判明し、】
不明朗な鯨肉の持ち帰りが監督官庁に任せていただけでは明らかにされることがなかったであろうこともはっきりしました。
先ほど述べた保安院と東電との関係を彷彿させる事実です。・・
http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005/d/20110529
仙台高裁での最終弁護側意見のご紹介
グリーンピースのメンバーが調査捕鯨船員の組織的継続的大量な鯨肉横領の疑いを明らかにするために、船員が自宅へ配送中の鯨肉を、運送会社のターミナルで確保した事件の控訴審での審理が24日、仙台高裁で行われました。
証人等の採用はなく、一日で終わりましたが、このときの弁護側の最終意見陳述(弁論要旨)を担当しました。それをご紹介したいと思います。
弁論要旨
当初、3月11日の大震災に伴う東京電力福島第一発電所の事故について、想定外という形容がなされることがありました。
しかし、事故から2カ月を経たいま、実は、事故前から多くの警鐘が社内外でなされていたことが明らかとなりつつあります。これらの警鐘が事故前に採用されるところとならなかった背景には、これまでの重大事故隠しの際にも問題とされてきた監督官庁である原子力安全・保安院と電力会社の癒着があると指摘する方もいます。
もし、警鐘が採用されていたら、今日という日が多くの方にとってこれほどまでに辛いものではなかったはずです。
利権をチェックするはずの監督官庁が利権を生み出すベクトルと一致する政策を採用している場合、利権がチェックされることは難しくなり、それを放置することが、国民にとって、重大な問題を引き起こしかねないことは今回の原発事故で身を持って体験しました。
被告人らが行った行為は、国際的なルールのもとで例外的に認められている捕鯨である調査捕鯨、それも南氷洋という世界が共有する場所における調査捕鯨において、
【調査対象の鯨肉を船員が不明朗な形で組織的かつ大量に持ちかえっている実態を明らかにすることを目的とするものでした。】
商業捕鯨のめどが立たず、先の見えない調査捕鯨において、人材を確保するためには、そのようなお土産が必要だったのでしょう。
【被告人らが不明朗な鯨肉持ち帰りを指摘し、その不明朗な持ち帰りが困難となった後、しばらくして、調査捕鯨が中断されることになったのは、偶然ではないはずです。】
また、被告人らは、当初から、捕鯨船の船員だけではなく、漁業監督官として捕鯨船に乗船している水産庁の職員や、日本鯨類研究所の研究者らが高級鯨肉を無断で持ち出していたり、譲渡されたりしている可能性を指摘していましたが、
【原判決後、水産庁職員5人が土産鯨肉を持ちかえっていたことを理由に処分され、調査捕鯨における鯨肉の処分についてチェックするべき監督官庁関係者が所属官庁に無断で高級鯨肉を持ちかえっていた事実も判明し、】
不明朗な鯨肉の持ち帰りが監督官庁に任せていただけでは明らかにされることがなかったであろうこともはっきりしました。
先ほど述べた保安院と東電との関係を彷彿させる事実です。・・
http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005/d/20110529
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