nita2 さんへ (1)
投稿者: light_cavalryman 投稿日時: 2005/12/25 01:42 投稿番号: [13935 / 17759]
> 私は公正な選挙制度と言い、light_cavalrymanさんは民主主義へのパトスと
> 言った。
> で、パトスを具現化する制度は何んですかとお尋ねしている訳ですね。
“パトス”を具現化する制度というのは、とても困難なものだと思います。
会社の創設時には、創造的気風がみなぎり、活力があったとしても、大企業に
成長し、安定するに従い、そういったものは失われていく。会社創設時の気風
を維持するシステムが可能なら、どこの会社でも欲しいでしょう?
もっと卑俗な例で言えば、恋人同士の頃の、あるいは新婚の頃の思いをいつま
でも保持する、確かな方法ってあるんですか?(笑)
> 前に述べた通り、制度を想定しないパトスだけじゃ一般意志を体現するエリ
> ートによる独裁ってな過去に陥った啓蒙思想の弊害を繰り返すだけじゃない
> ですかね?
いわゆる「民主主義」に対する失望(絶望)は、即独裁につながるとは限らな
いでしょう。また、啓蒙主義になるとも思えない。一部に政治的ニヒリズムを
産み出す結果になると思いますが、あくまでも「一部」ですね。
> 国内法を守っていないってことですよ。
国内法を守っていなくて、政権の座に居座っているような政権とは、どのよう
な政権なのでしょうか? そんなに沢山例があるとも思えませんが。
> その強制を嫌がる国民が過半数なら自民党政治を排除できたんじゃないです
> か?
> つまり、国民の意思により、自民党政治に付き合うことは強制されてきたと
> いうことであって為政者により強制されてきた訳ではありませんよね。
> それは、民主主義社会ではしょうがないことでは無いでしょうか?
これは、日本の支配層にとっては、とても好都合な見解ですね。倫理の教科書
だったかなにかに、毒杯を呷って死したソクラテスの話が出ていたのを思い出
しますよ。
「イギリス人民は自由だと自分では考えているが、それはとんでもない誤解で
ある。彼らが自由なのも、議会の構成員を選挙する期間中だけのことで、選挙
が終わってしまえばたちまち奴隷の身となり、なきに等しい存在となるのであ
る」(ルソー「社会契約論」第15章)
この言葉は、当トピのどこかで、あなたの盟友大田黒氏も引用していたように
記憶しますが…。
> 巧妙なシステムとは具体的には何を指すのでしょうか?
マスコミとか教育などを含めて、奴隷の飼いならしのシステムがあるのではな
いかと思っていますが? 年収300万円に満たない人たちが、2割〜3割もいて、
巷にリストラ・首切りの嵐が吹きまくっているのに、スト一つない“平穏な世
の中”なんですよ? なんにも感じないんですか?
> 自民党政権で食生活にまで関与されたことはありませんでしたからね。
アメリカ産の牛肉が輸入再開になったことなどは、「食生活に対する関与」と
は言わないのですか? 食い物さえあれば、満足なんですか?
> 民主主義のありかたが自由主義諸国とは違いますからね。
>
> どちらが優れているかは分かりませんが、社会主義国は一般意志はともかく
> 国民意志の反映ということでは機能してないと思います。
> (中略)
> なお、調べる時間は取れませんが、全ての大本はソヴィエトですから、東欧
> の法律・選挙制度も同様だったと思いますよ。
「プラハの春」において、ドプチェク政権が誕生したのは、合法的な過程を経
てだったと思います。少なくとも暴力的なものではありませんでした。「東欧
革命」においても、暴力的手段を講じなければならなかったのは、ルーマニア
とユーゴだけではなかったでしょうか?
ソ連の崩壊も、ペレストロイカは合法的に行なわれたと思います。むしろ暴力
を行使したのは、守旧派でした。クーデターを企てたのですからね。この過程
で流血沙汰になったのでした。(東ドイツの場合は、ルーマニアと同じく硬直
化した体制だったのですが、ゴルバチョフのソ連に見捨てられたら、自己崩壊
を食い止める手段はまったくなかったようです)
これらのことから考えれば、社会主義国の民主主義は、自由社会型への変更に
ソフトランディングする許容度を持ち合わせていたと言えると思いますけれど
ね。
> 言った。
> で、パトスを具現化する制度は何んですかとお尋ねしている訳ですね。
“パトス”を具現化する制度というのは、とても困難なものだと思います。
会社の創設時には、創造的気風がみなぎり、活力があったとしても、大企業に
成長し、安定するに従い、そういったものは失われていく。会社創設時の気風
を維持するシステムが可能なら、どこの会社でも欲しいでしょう?
もっと卑俗な例で言えば、恋人同士の頃の、あるいは新婚の頃の思いをいつま
でも保持する、確かな方法ってあるんですか?(笑)
> 前に述べた通り、制度を想定しないパトスだけじゃ一般意志を体現するエリ
> ートによる独裁ってな過去に陥った啓蒙思想の弊害を繰り返すだけじゃない
> ですかね?
いわゆる「民主主義」に対する失望(絶望)は、即独裁につながるとは限らな
いでしょう。また、啓蒙主義になるとも思えない。一部に政治的ニヒリズムを
産み出す結果になると思いますが、あくまでも「一部」ですね。
> 国内法を守っていないってことですよ。
国内法を守っていなくて、政権の座に居座っているような政権とは、どのよう
な政権なのでしょうか? そんなに沢山例があるとも思えませんが。
> その強制を嫌がる国民が過半数なら自民党政治を排除できたんじゃないです
> か?
> つまり、国民の意思により、自民党政治に付き合うことは強制されてきたと
> いうことであって為政者により強制されてきた訳ではありませんよね。
> それは、民主主義社会ではしょうがないことでは無いでしょうか?
これは、日本の支配層にとっては、とても好都合な見解ですね。倫理の教科書
だったかなにかに、毒杯を呷って死したソクラテスの話が出ていたのを思い出
しますよ。
「イギリス人民は自由だと自分では考えているが、それはとんでもない誤解で
ある。彼らが自由なのも、議会の構成員を選挙する期間中だけのことで、選挙
が終わってしまえばたちまち奴隷の身となり、なきに等しい存在となるのであ
る」(ルソー「社会契約論」第15章)
この言葉は、当トピのどこかで、あなたの盟友大田黒氏も引用していたように
記憶しますが…。
> 巧妙なシステムとは具体的には何を指すのでしょうか?
マスコミとか教育などを含めて、奴隷の飼いならしのシステムがあるのではな
いかと思っていますが? 年収300万円に満たない人たちが、2割〜3割もいて、
巷にリストラ・首切りの嵐が吹きまくっているのに、スト一つない“平穏な世
の中”なんですよ? なんにも感じないんですか?
> 自民党政権で食生活にまで関与されたことはありませんでしたからね。
アメリカ産の牛肉が輸入再開になったことなどは、「食生活に対する関与」と
は言わないのですか? 食い物さえあれば、満足なんですか?
> 民主主義のありかたが自由主義諸国とは違いますからね。
>
> どちらが優れているかは分かりませんが、社会主義国は一般意志はともかく
> 国民意志の反映ということでは機能してないと思います。
> (中略)
> なお、調べる時間は取れませんが、全ての大本はソヴィエトですから、東欧
> の法律・選挙制度も同様だったと思いますよ。
「プラハの春」において、ドプチェク政権が誕生したのは、合法的な過程を経
てだったと思います。少なくとも暴力的なものではありませんでした。「東欧
革命」においても、暴力的手段を講じなければならなかったのは、ルーマニア
とユーゴだけではなかったでしょうか?
ソ連の崩壊も、ペレストロイカは合法的に行なわれたと思います。むしろ暴力
を行使したのは、守旧派でした。クーデターを企てたのですからね。この過程
で流血沙汰になったのでした。(東ドイツの場合は、ルーマニアと同じく硬直
化した体制だったのですが、ゴルバチョフのソ連に見捨てられたら、自己崩壊
を食い止める手段はまったくなかったようです)
これらのことから考えれば、社会主義国の民主主義は、自由社会型への変更に
ソフトランディングする許容度を持ち合わせていたと言えると思いますけれど
ね。
これは メッセージ 13846 (nita2 さん)への返信です.
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