nita2 さんへ
投稿者: light_cavalryman 投稿日時: 2005/11/24 01:08 投稿番号: [13393 / 17759]
> ワイマール憲法下のドイツとか帝国憲法下の統帥権問題とか国家元首に権力
> が集中する欠陥を持った制度の国なら、デモクラットの欠如は危うい結果を
> 招くと思いますが、ボン憲法以降のドイツや今の日本は戦前の反省から権力
> が集中できない体制になっていると思います。
> だから、デモクラットはいなくても、民主主義を支持し、恩恵を享受してい
> る人が大多数なら、それで良いような気がします。
最近の衆議院選挙の結果、憲法改正の現実化、世の中の風潮、掲示板の政治カ
テの状況などを見ると、楽観視はできないなと私は考えるのですが?
> さて、そもそも社会主義はブルジョワジーが私有している生産手段をプロレ
> タリアートにより共有化(社会化)しようという思想ですね。
> そして、それを革命によって成し遂げようとするのが社会主義者。
「社会主義」、「社会主義者」のところを「共産主義」、「共産主義者」とそ
れぞれ書き換えた方がいいのではないでしょうか?
> で、今では社会民主主義者の基盤は社会主義の実現より「民主主義」の保持
> にありますね。
そうなのですか? それはヨーロッパでのことですか? 発展途上国では、
ちょっと異なっているのではないでしょうか? 民主主義が重要でないとは申
しませんが、産業の育成等、自然な資本主義に任せておくわけにはいかないで
しょう。
> だから、社会民主主義者と自由民主主義者との対立軸で中間は存在します。
> 大きい政府と小さい政府の間の中くらいの政府ってのも立派な考え方ですか
> らね。
> 私が伺っているのは、light_cavalrymanさんはそんな中間的な考えを嫌うの
> かという事です。
私が嫌っている「中道」については、先のレスで書きました。ニタさんがおっ
しゃるような意味での「中間」については、嫌っているわけではありませんが、
ちょっと懐疑的です。
そういう「中間」って、右が強いときや左が強いときに、容易にぶれるんじゃ
ないかと思います。
> もし、light_cavalrymanさんが民主主義じゃなく、社会主義の実現の方に基
> 盤を置いているのだとすれば、国民の大多数はその対極の「右」にあると思
> いますよ。
私は、既存の「民主主義」とやらに懐疑的ですが、だからといって、伝統的な
マルクス・レーニン主義も肯定する気にはなりません。程度の差はありますが、
大なり小なり、“スターリニズム”を免れないことが分かっていますからね。
ただ、今日世界が直面する重要課題(南北問題等)に対して、アメリカが代表
する資本主義は、その危機を増大させることはあっても、解決策を与えること
はできないでしょう。したがって、多くの国は、なんらかの「社会主義」を追
求、あるいは模索をせざるを得ないと考えています。
アメリカの尻馬に乗って、資本主義国として発展してきた日本は、世界の趨勢
とは逆の方向へ行くのは、不可避かなと悲観しています。
> 逆に、国家主義に基盤を置く人に対したら、国民の大多数は「左」でしょう。
> つまり、そういう「右」と「左」の対立軸には、民主主義者は乗っていない
> と思う訳です。
今年の中ごろ、大田黒氏とのやり取りで、ルソーの著作物に目を通したのです
が、さすがにフランス革命の理論的支柱だけあって、革命的であり、「民主主
義」ってかなり左だな、という印象を持ちました。マルクスもルソーには、ず
い分影響を受けたのではないかという気がします。
> また、国民レベルでも、そういう見方は普及して来ているように思います。
> アフリカ系民族や東南アジア系民族を蔑視する人は驚くほど減りました。
> 現状はそれほど悲観的ではないんじゃないかな?
それは、ちょっと楽観的なのではないか? “豊か”になった日本人たちが、
物見遊山で変わったところに出かけたり、飽食の結果、エスニック料理なんぞ
を楽しんだりするようになったことを「自民族にあるエスノセントリズムを理
解」するようになったとおっしゃっているのですか? これはちょっと言いす
ぎかな?
でも、楽観的だよね。確かに「私のラバさん酋長の娘♪」なんて歌っていた時
代よりは、だいぶんマシになったかもしれないけれど、度し難い偏見はまだま
だあるんじゃないの? すぐに例示できないけれど、腰を落ち着けて探せば、
頭痛のするような事例はいくらでもありそうだ。
> が集中する欠陥を持った制度の国なら、デモクラットの欠如は危うい結果を
> 招くと思いますが、ボン憲法以降のドイツや今の日本は戦前の反省から権力
> が集中できない体制になっていると思います。
> だから、デモクラットはいなくても、民主主義を支持し、恩恵を享受してい
> る人が大多数なら、それで良いような気がします。
最近の衆議院選挙の結果、憲法改正の現実化、世の中の風潮、掲示板の政治カ
テの状況などを見ると、楽観視はできないなと私は考えるのですが?
> さて、そもそも社会主義はブルジョワジーが私有している生産手段をプロレ
> タリアートにより共有化(社会化)しようという思想ですね。
> そして、それを革命によって成し遂げようとするのが社会主義者。
「社会主義」、「社会主義者」のところを「共産主義」、「共産主義者」とそ
れぞれ書き換えた方がいいのではないでしょうか?
> で、今では社会民主主義者の基盤は社会主義の実現より「民主主義」の保持
> にありますね。
そうなのですか? それはヨーロッパでのことですか? 発展途上国では、
ちょっと異なっているのではないでしょうか? 民主主義が重要でないとは申
しませんが、産業の育成等、自然な資本主義に任せておくわけにはいかないで
しょう。
> だから、社会民主主義者と自由民主主義者との対立軸で中間は存在します。
> 大きい政府と小さい政府の間の中くらいの政府ってのも立派な考え方ですか
> らね。
> 私が伺っているのは、light_cavalrymanさんはそんな中間的な考えを嫌うの
> かという事です。
私が嫌っている「中道」については、先のレスで書きました。ニタさんがおっ
しゃるような意味での「中間」については、嫌っているわけではありませんが、
ちょっと懐疑的です。
そういう「中間」って、右が強いときや左が強いときに、容易にぶれるんじゃ
ないかと思います。
> もし、light_cavalrymanさんが民主主義じゃなく、社会主義の実現の方に基
> 盤を置いているのだとすれば、国民の大多数はその対極の「右」にあると思
> いますよ。
私は、既存の「民主主義」とやらに懐疑的ですが、だからといって、伝統的な
マルクス・レーニン主義も肯定する気にはなりません。程度の差はありますが、
大なり小なり、“スターリニズム”を免れないことが分かっていますからね。
ただ、今日世界が直面する重要課題(南北問題等)に対して、アメリカが代表
する資本主義は、その危機を増大させることはあっても、解決策を与えること
はできないでしょう。したがって、多くの国は、なんらかの「社会主義」を追
求、あるいは模索をせざるを得ないと考えています。
アメリカの尻馬に乗って、資本主義国として発展してきた日本は、世界の趨勢
とは逆の方向へ行くのは、不可避かなと悲観しています。
> 逆に、国家主義に基盤を置く人に対したら、国民の大多数は「左」でしょう。
> つまり、そういう「右」と「左」の対立軸には、民主主義者は乗っていない
> と思う訳です。
今年の中ごろ、大田黒氏とのやり取りで、ルソーの著作物に目を通したのです
が、さすがにフランス革命の理論的支柱だけあって、革命的であり、「民主主
義」ってかなり左だな、という印象を持ちました。マルクスもルソーには、ず
い分影響を受けたのではないかという気がします。
> また、国民レベルでも、そういう見方は普及して来ているように思います。
> アフリカ系民族や東南アジア系民族を蔑視する人は驚くほど減りました。
> 現状はそれほど悲観的ではないんじゃないかな?
それは、ちょっと楽観的なのではないか? “豊か”になった日本人たちが、
物見遊山で変わったところに出かけたり、飽食の結果、エスニック料理なんぞ
を楽しんだりするようになったことを「自民族にあるエスノセントリズムを理
解」するようになったとおっしゃっているのですか? これはちょっと言いす
ぎかな?
でも、楽観的だよね。確かに「私のラバさん酋長の娘♪」なんて歌っていた時
代よりは、だいぶんマシになったかもしれないけれど、度し難い偏見はまだま
だあるんじゃないの? すぐに例示できないけれど、腰を落ち着けて探せば、
頭痛のするような事例はいくらでもありそうだ。
これは メッセージ 13363 (nita2 さん)への返信です.
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