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西郷隆盛

投稿者: hendazo04 投稿日時: 2009/10/31 09:37 投稿番号: [149 / 178]
「汽船がふたたび戻って来たとき、私はまた出かけていって、もっと面白い人物と知りあった。小さいが炯々とした丸い目玉の、たくましい大男が寝台の上に横になっていた。この男の名前は島津左仲というのだと、おしえられた。
私は、その男の片腕に刀傷があるのに気がついた。
それから幾月もたってから、私はふたたびこの男に会ったが、その時には本名の西郷吉之助を名乗っていた。」

「私たちが食事の席につくや否や、西郷が到着したとの知らせがあったので、急いで飯をかっこみ、すぐに薩摩人の別の定宿にかけつけた。前から、もしやと疑っていたのだが、西郷は、一八六五年十一月に島津左仲と称して私に紹介された男と同一人物であることが分かった。そこで、わたしが偽名のことを言うと、西郷は大笑いした。
型のごとく挨拶をかわしたあとも、この人物は甚だ感じが鈍そうで、一向に話をしようとはせず、私はいささか持てあました。しかし、黒ダイヤのように光る大きな目玉をしているが、しゃべるときの微笑にはなんとも言い知れぬ親しみがあった」

アーネスト・サトウ   「一外交官の見た明治維新」岩波文庫1960.
イギリスの外交官。1862(文久2)年来日。横浜の英領事館通訳官・江戸の公使館書記官を歴任し、イギリスを倒幕支持に転じさせることに貢献。『ジャパンタイムス紙に寄稿した匿名の『英国策論』は大きな影響を与えた。
一九二七年日本公使として再び来日。合計二七年間滞日。
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