少年の夢
投稿者: rie2376 投稿日時: 2009/09/12 08:22 投稿番号: [3714 / 6355]
五十で家業を息子に譲り、一から
天文学の勉強を始め、日本地図を
完成させた伊能忠敬を
長いそうなので二回に分けて
少年の夢
寛政十二年四月、伊能忠敬は東日本
蝦夷地測量の第一歩を踏み出した
この時すでに五十六歳、日本地図完成の
二十一年前であった
忠敬は九十九里の名主の子に生まれる
少年の頃の忠敬は毎夜のように
夜空を眺めていた
光り輝く星々
天空の謎が知りたい
忠敬十八の夏
下総の造り酒屋伊能家の
婿養子に入る
家業に励む忠敬の心に
去来していたのは、少年の頃の想いであった
やがて五十になり家業を息子に任せ
隠居の身となる
忠敬は夢を実現すべく
江戸に出て第一歩から天文学の修得を
思い立つ
選んだのは当時浅草雷門にあった天文方暦局
幕府直轄の天文台があり、暦を作るのが
主な仕事であった
伊能忠敬と申す、御覧の如く老齢で御座れば
皆様には、何かと御迷惑をお掛け致す
宜しく、御鞭撻の程を
誰もが忠敬を見て隠居後の道楽だと
冷笑した
忠敬が師事した天文学者
高橋至時(よしとき)も同じであった
しかしそれが間違いだと気づくのに
そう時間は掛からなかった 寝る間も
惜しんで励んだのである
やがて至時は、忠敬を推歩先生と
呼ぶようになる
推歩とは星の動きを測る事
二十近く年の
離れた二人は、至時が病に倒れるまで
熱い絆で結ばれていった
そんな忠敬の最大の関心は地球の
大きさにあった
当時地球が丸いと
言う事は西洋から伝えられていた
しかし大きさはまでは、洋として
知れなかった
忠敬は至時に
先生、地球は丸いので、ある二点から
北極星を観測し、緯度の差を求めれば
大きさが分かるのではないでしょうか
理論上ではそうなりますが、近距離では
誤差が大きく、正確な数値を求めるのは
不可能です
せめて江戸と、蝦夷地位の距離が必要です
先生、私を蝦夷地に行かせて下さい
必ず正確に測って御覧に入れます
当時蝦夷に渡るには幕府の許可が必要であった
この為至時は、東日本及び蝦夷地の測量と
いう名目で幕府に蝦夷行きを願い出る
これは メッセージ 1 (beiowolf119jp さん)への返信です.
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