日本の謝罪なしで北朝鮮の謝罪はない

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野中広務、辛淑玉著「差別と日本人」

投稿者: sensouhouki6 投稿日時: 2009/06/11 21:04 投稿番号: [6612 / 7739]
対談と考察で構造解明
理由問わぬ格差合理化

  そこここに表出した差別の芽はやがて「享楽」という甘美な香りを漂
わせ、それぞれがまるで違う顔を装って人々を引き付ける。茎をたどり、
根を掘り起こす。すべてが地下深くでつながっている。被差別部落、在
日、さらには戦争、関東大震災時の虐殺・・・。日本人、日本社会が抱
えるさまざまな負の遺産に通底する差別の構造を、野中広務、辛淑玉著
「差別と日本人」(角川書店・760円)は対談と考察によって解き明
かす。

  官房長官、自民党幹事長を務め、権力の中枢にいた野中氏。権力と対
峙(たいじ)し続ける辛氏。立場の違いはある。しかし2人の魂はつな
がってゆく。

  国鉄勤務時代、かわいがっていた後輩の「野中さんは地元に帰ったら
部落の人だ」との陰口にわれを失い、のたうち回った。故郷に戻り、政
治を志し、剛腕と弱者の視点が共存するまれな政治家として半世紀。い
まも「温かみのある社会」を追求し、戦後未処理問題の解決に意欲を燃
やす。在日3世の辛氏もまた、あらゆる差別と闘い続ける。

  有名になればなるほど、日本社会ではたたかれる。背後から撃たれる。
自分だけなら闘える、との思いが両者にはある。だが差別は家族をも撃
つ。「このごろもう疲れちゃってるんだ」という野中氏の言葉が胸に刺
さる。
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