「アメとキムチ」(石坂 啓)
投稿者: kattehaikenai3 投稿日時: 2005/06/05 14:46 投稿番号: [159 / 7739]
朝鮮民主主義人民共和国に「経済制裁」をしていったいどういう効力があるのか、
私にはよくわからない。物資が無くなって金正日氏が激ヤセするのだろうか。
内部崩壊して体制が変換されるのだろうか。「まいりました」と音を上げて拉致被害者たちを
みんな返してくれるのだろうか。何年待てば、音を上げてくれるのか。
平壌に行ったときに出された紙コップを見て、
「北朝鮮にもマンガプリントのものがあるのか」とちょっと不思議で、
それが変な顔のドラえもんだったのがまた不思議で、あとからそれらが全部中国製だったことがわかって納得した。
中国から、いっぱいものは入っているじゃないか。
いま6カ国協議で日本の主張に韓国や中国が全面的に支持してくれるとはとても思えない。
日本だけが強硬路線を唱えても、周辺国の協力が得られなければ意味がないのではないか。
それよりも国交を正常化したほうが、よほど早くコトが進むと思えるのだが。
私の母方の祖父母は戦前に日本に出稼ぎにきた華僑である。
ほんの30年ほど前まで中国は今の北朝鮮と同じように「近くて遠い国」だったはずだ。
「鉄のカーテン」ということばがあって、「人民」は本音を話すことがなく何を考えているのかよくわからないとされていた。
学生は全員が「毛沢東語録」を掲げていたし、幼稚園ではあるときはトウ小平を讃える歌を、
あるときはトウ小平をののしる歌を、子どもたちに合唱させていた。
祖父母の家ではみんなが中国語で喋り中華料理を食べていることを、
私は長いこと友人たちに話せずにいた。私の中で中国は「タブー」だったのである。
ネガティブな気もちが薄まってきたのは、日本と中国が国交を結んでからのことだとはっきり覚えている。
いま中国を「怖い」と思う人はまずいないだろう。
人々が行き来し文化の交流があって経済のつながりができて、
国と国は近づくことができるのだと実感を持って思う。
北朝鮮を「仮想敵」としておきたい政治家は「圧力と対話」を強調する。
しかしここまで外交を停滞させた状態では説得力に欠ける気がする。
「アメとムチ」ということばも私は嫌いだ。
「アメとキムチ」でいいじゃないか。不都合があるのなら、教えていただきたい。
これは メッセージ 1 (kattehaikenai3 さん)への返信です.
固定リンク:https://yarchive.emmanuelc.dix.asia/552022059/ffckdca4nbcubaaa4ja47a4gkldabaafa4nbcubaaa4oa4ja4a4_1/159.html