日米同盟はなぜ重要なのか?①
投稿者: mr_chinii 投稿日時: 2012/01/29 23:51 投稿番号: [94730 / 95793]
別トピで以下のレスがあったので、私の持論を述べてみよう:
>とりあえず、日本のとる道はアメリカのご機嫌を取りつつ軍備を最新鋭のものに更新し、できれば独自の防衛力の構築を模索するしかないのでしょうね?
現在の日本を取り巻く世界情勢にあっては、日本が旧帝国陸海軍のように独自の軍備ならびに戦略を取るとは考えにくい。東洋の小さな島国にしかすぎない日本は、かって米英蘭という世界の列強に加え中ソを相手に戦った。同盟国のドイツは遠くにあったから、まさにアジアにあって、全世界を相手に戦ったということだ。旧日本軍部は、米国1国相手に戦うことすら勝ち目がないと認識していた。しかし、米国が主導したABCD包囲網は日本の息の根を止める強引傲慢極まる欧米白色人種優位論が根底にあり、日本を含む黄色人種が猿以下と看做されていた時代であった。その猿の日本が、欧米列強中の列強であったロシア帝国にあの日露戦争で勝利したことが欧米列強の間に驚嘆と警戒を招いたのである。
日露戦争の結果、日本は中国の遼東半島や満州の権益をロシアから得たが、欧米列強が反対し、やむなくこれを放棄している。しかしその後、これら地域の権益はロシア等の欧米列強の権益争奪の場になってしまった。日本は欧米列強の圧力に屈しざるを得ないと考えたのも不思議ではない。日露戦争の発端については、いずれ述べる機会があろう。また、ロシアの不凍港を求める南下政策と対峙した英国の戦略検証も大変興味深い。これは、俗に言うグレートゲームであった。
当時の中国大陸は、満州はロシア・ソ連、長江流域は英国、南部中国はフランスと、欧米列強にいいようにカモられ蝕まれていたのである。中枢の北京に至っては、黄河下流域を含み、欧米列強の権益争奪戦の場であった。
欧米列強によるあらかさまな人種差別の世界情勢の中で、日本はアジアで唯一の近代国家として、欧米も認めるようになっている。その典型が日英同盟だな。ま、この話は長くなるから、今回はこれまでにしよう。
日米同盟はなぜ重要なのか?
日本はなぜ独自の防衛力の構築を模索してこなかったのか?
これについて時間が許すかぎり述べてみたい。おいおいということになるかも知れんが..(苦笑)
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