アスペリティとは?
投稿者: k_g_y_007_naoko 投稿日時: 2012/01/26 06:02 投稿番号: [94695 / 95793]
投稿者:拓
アスペリティ?
皆さんには耳慣れない言葉ではないでしょうか?
日本語では固着帯と呼んでいます。実は、今回の東北大震災はこのアスペリティの破壊が連続して発生したことが原因です。太平洋のハワイ州の米国カリフォルニア州側に中央海嶺という地球地殻の巨大な割れ目があって、地球深部からのマントルが吹き上がっています。このマントルの吹き上げにより、太平洋海洋底プレートは中央海嶺から東西に押し流されるように移動しておりいます。その押し流される速度は年にわずか10センチ前後ですが、何万年、何千万年ともなると大きな移動距離になります。マントルは火山噴火を起こすマグマ溜まりよりも深い海洋底プレートの真下にあります。海洋底が移動するプレートテクトニクスと言われております。
ハワイ島は他の火山島とは違い、地球深部からのマントルの吹き上げにより形成された島です。ハワイ島形成より先に形成された島々が中央海嶺の吹き上げにより日本列島に近づき、ユーラシアプレートと衝突しています。ユーラシアプレートは軽い火成岩のためマントル上に浮かんでいますから、それより重い橄欖岩質のマントルがユーラシアプレートの下に沈み込みます。したがって、ハワイ諸島を形成した島々は、日本列島に近づくにしたがいユーラシア大陸プレートの下に沈み込みます。その場所は日本海溝であり、大きな抵抗力を生みます。これがアスペリティ(固着帯)と考えられています。
しかし、この海山の抵抗力は、太平洋プレートの大規模な運動エネルギーにはかないません。やがて一気に破壊されてしまいます。東北大震災の各震源にはこのようなアスペリティが存在し、一つの破壊が他の破壊を誘発したと考えられています。その前兆はあったのですが、前兆とは気がつきませんでした。結果論ということです。
東海・東南海・南海は、ハワイ諸島海山の沈み込みとは違いますが、東日本大震災を招いたプレート運動のフィリピンプレート沈み込みに対する影響を調査中です。はっきりしたことを申し上げられないジレンマがあります。限られた予算内で各種観測装置を設置し、目下データを分析しております。こういう研究者もいることを、是非ご理解くださればやりがいが出ます。よろしくお願い申し上げますm(_ _)m。
これは メッセージ 1 (nono7370 さん)への返信です.
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