中国の選択と日本の対応: 軍事②
投稿者: mr_chinii 投稿日時: 2012/01/20 20:18 投稿番号: [94657 / 95793]
中国軍は、その経済の発展と共に近年めざましく拡張近代化した。米国は中国の軍事予算の透明化をそのつど求めてきたが、中国側からは名目だけで、実態は不透明きわまりないものであった。確かに陸軍兵力を表向きわずかに削減したが、それでも三軍合わせて2百数十万人弱の兵力である。米陸軍の3倍の兵力である。加えて中国は武装警察部隊を大幅に補強した。この武装警察は、警察とは名ばかりで、実態は国内治安維持軍である。その実数は不明だが、中国軍はこの武装警察を含め3百数十万人を超えると見積もられ、総兵力でも米軍の2.5倍に近い。
中国軍とは中国人民解放軍のことを指し、これは中華人民共和国の軍隊ではなく、中国共産党の軍隊である。この膨大な軍事力に日本として対応しなければならないのは、中国の空軍力であり、海軍力である。中国人民解放軍の主たる任務は、共産党政権の維持を目的とする。中国は13億を超える膨大な人口を抱え、50を超える少数民族の坩堝でもあるから、内憂が絶えない。おまけに同じ漢民族同士であっても格差や腐敗が激しく、いたるところで火種がくすぶっている。中国人民解放軍と武装警察がいくら3百万人と申しても、13億人もの人民が一斉に共産党に反旗をひるがえし、暴動を起こしたら、とてもこの人員だけでは収拾困難となろう。したがって、中国共産党の焦点は、地上兵力の維持補強にある。空軍と海軍は二の次だということだ。したがって中国空軍・海軍の増強近代化にはかなりの制約があるということになる。
日本との関係では、膨大な兵力の中国陸軍はさほど脅威とはならない。なぜならば、海によって隔てられているからである。圧倒的な兵力を駆使した地上戦は、海と空からの輸送となるが、大兵力ではない。空は空自が待ち構えているし、海は海自が待ち構えている。たとえ運よく日本領土に上陸したとしても、小兵力であり、軽武装である。今の自衛隊で十分であると考える。勿論、過小評価は禁物であるが..(苦笑)
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