中国側から見た尖閣の軍事的重要性②
投稿者: mr_chinii 投稿日時: 2012/01/06 18:55 投稿番号: [94566 / 95793]
中国は、海軍力の増強近代化とともに、俗に言う第一列島線の枠から大きくはみ出た第二列島線を主張するようになった。巨大な海軍力を持つ米国に大し、「西太平洋は中国海軍の縄張りであり、米国が関与することではない!」とまで主張している。すなわち、それまで内に秘めていた中華主義を堂々と公言したということである。第一列島線内の南シナ海・東シナ海は、日本にとっても重要なシーレーンである。これを中国の意のままにされたならば、日本にとっても重大問題となる。しかし、日本の場合は、第二シーレーンとも言える第一列島線の外縁である西太平洋があるから、さほどのダメージは受けないが、中国が第二列島線にまで影響力を及ぼせば、日本には死活問題となる。
ところが幸運なことに中国の第一列島線の突破ルートは、極めて限定されており、3海峡しかない。
その一つは、沖縄と宮古島間の国際航路であり、次は台湾とフィリピン間のバシー海峡、そして残りはシンガポールとインドネシア間のマラッカ海峡である。これらいずれの海峡も狭い。
有事に際してのマラッカ海峡封鎖は難しいことではない。バシー海峡も米海軍力で封鎖できる。沖縄・宮古島間の封鎖は海上自衛隊が行う。これで中国海軍はいくらもがいても第一列島線からは出られなくなる。もし、出ることを許したら、日本のシーレーンが脅かされるし、台湾に至っては包囲されるから、極めて深刻である。
中国海軍の動向は、衛星監視等の補強でほぼ100%監視できる。ただし、対水上艦艇ならば容易だが、対潜水艦は監視モレが否定できない。中国海軍もこのことは十分承知である。だから、潜水艦の近代化と増強に拍車をかけているのである。
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