おはよう
投稿者: sawayakanikoniko 投稿日時: 2007/09/02 06:11 投稿番号: [83420 / 95793]
我、他人を敬へば、
他人亦(また)我を敬ふ。
己(おのれ)人の親を敬へば、
人亦(また)己(おのれ)が親を敬ふ。
己(おのれ)が身を達せんと欲せば、
先づ他人を達せしめよ。
他人の愁ひを見ては、
即ち自ら共に患(うれ)ふべし。
他人の嘉(よろこ)びを聞いては、
則ち自ら共に悦ぶべし。
善を見ては速やかに行き、
悪を見ては忽ちに避(さ)け。
悪を好む者は禍(わざはひ)を招く。
譬へば響きの音に応ずるが如し。
善を修する者は福を蒙る。
宛(あたか)も身の影に随ふが如し。
冨むと雖も貧しきを忘るゝことなかれ。
或ひは始め冨み終はり貧しく。
貴しと雖も賤しきを忘るることなかれ。
或ひは先に貴く終(のち)に賤し。
それ習ひ難く忘れ易きは、
音声(おんじやう)の浮才。
又学び易く忘れ難きは、
書筆の博芸。
但し食有れば法有り。
亦(また)身有れば命有り。
猶(なを)農業を忘れざれ。
必ず学文を廃することなかれ。
かるが故に末代の学者、
先づ此書を案ずべし。
是(これ)学文の始め、
身終はるまで忘失することなかれ。
(実語経より)
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