膨張中国 第5部開始
投稿者: haitink777 投稿日時: 2006/02/02 07:31 投稿番号: [68165 / 95793]
おはようございます。
読売新聞名物、「膨張中国」シリーズ第5部が始まりました。
相変わらず凄い内容です。
読売新聞 2006. 02. 01 東京朝刊
[膨張中国]第5部 米国との攻防(2)スパイ暗躍(連載)
◆開かれた国“宝の山”
昨年10月28日、深夜のロサンゼルス国際空港。午後11時55分発香港行きのキャセイパシフィック883便に搭乗しようとしていた中年の中国人夫婦に、連邦捜査局(FBI)の捜査官が静かに近づいた。
「タイ・マクさんですね」。FBIは、夫のバッグの中のCDの正体をつかんでいた。暗号化された戦艦用の電動推進システム技術。敵のソナー(音響探知機)をかわすための極めて静粛性の高い技術で、米海軍の最先端情報だった。
夫、タイ・マク容疑者(56)は中国語テレビ局の技術者。2001年に米国に渡り、永住権を持つ。香港経由で広東省に入り、「中国政府の人間」にCDを渡す手はずだった。
同じころ、別のチームは兄、チ・マク容疑者(65)のロス市内の自宅に踏み込んでいた。チ容疑者は広東省生まれ。1985年に米国に帰化した。米海軍と約200件の契約を持つ「パワー・パラゴン社」の技術者だった。
自宅から次世代潜水艦やイージス艦のレーダーシステムデータなど数百点の資料が押収された。資料名を記した「指示書」もあった。兄弟とも逮捕された。
「83年から海軍の情報を中国に送ってきた。中国にも同じ技術を持ってほしかった」。帰化米国人・チ容疑者の口から出たのは「祖国への忠誠」だった。
FBIの元中国分析室長、ポール・ムーア氏(55)は、マク兄弟スパイ事件について「これまでの中国絡みのスパイ事件とは質が違う」と語る。
ムーア氏が知る伝統的な中国の諜報(ちょうほう)活動は、多数の企業関係者や研究者、留学生が、情報のパーツを持ち寄る「人海戦術」が特徴だった。ところが今回は活動期間が長く、入手情報量も多い。何より、指示書通りに直接、高度な軍事情報に迫っていた。よく訓練された旧ソ連のスパイをほうふつとさせた。
もちろん、「人海戦術」の脅威も増大している。近年、中国から米国への入国者は年約70万人。うち学生は約13万5000人に上る。FBI筋は「旧ソ連の諜報機関が見れば、うらやむような現実だ」と話し、「00年から中国関連のスパイ検挙件数が、毎年15%増えている」と明かした。
実は、FBIと中央情報局(CIA)は04年、米国に滞在する約100か国の企業関係者や研究者、留学生らの追跡調査を行った。スパイ活動への関与が確認された人数は、中国とロシアが飛び抜けて多かった。
「中国は米国の開かれた経済システムにつけ込む。中国は、どんな小さな物でも狙う」。FBIは昨年2月、ワシントンで企業経営者を集めた異例の会合を開き、そう呼びかけた。
中国にとって、「開かれた米国」は、自らの大国化に不可欠な情報が容易に入手できる宝の山なのだ。
昨年6月、ネグロポンテ国家情報長官にあてて諜報スタッフから中国軍事力に関するリポートが提出された。その中の一節に、政府関係者は驚愕(きょうがく)した。
「中国軍が最近進水させた艦船に、イージス艦と似た技術が使われている」
中国独自の技術なのか、スパイ活動の成果なのか。答えはまだ出ない。だが、防諜の現場で、中国軍近代化の陰に、米国でうごめくチャイナ・スパイたちがいるのを疑う者はいない。
【中国が絡んだ最近のスパイ騒ぎ】
2005.4 仏で女子留学生(22)が自動車部品会社で実習中に、
コンピューターシステムに侵入したとして逮捕される。
53日後に釈放
5 スウェーデンの大学医学部で、中国人学者が未発表の
研究成果を盗んだ疑いがあるとの報道
5 ベルギーの大学の中国人学生・学者ら700人がかか
わった「産業スパイ・ネットワーク」が存在している
とのネット情報が流れる
6 豪州紙が「豪州での中国人スパイの人数はロシアを超
えた」と報道
6 カナダ紙が「中国のスパイに対してオタワ当局が行動
開始へ」と報道
11 ロシアの著名な研究者が中国への国家機密漏えいで情
報当局に逮捕される。中国の有人宇宙飛行に協力した
とされる。(中国の報道から)
読売新聞名物、「膨張中国」シリーズ第5部が始まりました。
相変わらず凄い内容です。
読売新聞 2006. 02. 01 東京朝刊
[膨張中国]第5部 米国との攻防(2)スパイ暗躍(連載)
◆開かれた国“宝の山”
昨年10月28日、深夜のロサンゼルス国際空港。午後11時55分発香港行きのキャセイパシフィック883便に搭乗しようとしていた中年の中国人夫婦に、連邦捜査局(FBI)の捜査官が静かに近づいた。
「タイ・マクさんですね」。FBIは、夫のバッグの中のCDの正体をつかんでいた。暗号化された戦艦用の電動推進システム技術。敵のソナー(音響探知機)をかわすための極めて静粛性の高い技術で、米海軍の最先端情報だった。
夫、タイ・マク容疑者(56)は中国語テレビ局の技術者。2001年に米国に渡り、永住権を持つ。香港経由で広東省に入り、「中国政府の人間」にCDを渡す手はずだった。
同じころ、別のチームは兄、チ・マク容疑者(65)のロス市内の自宅に踏み込んでいた。チ容疑者は広東省生まれ。1985年に米国に帰化した。米海軍と約200件の契約を持つ「パワー・パラゴン社」の技術者だった。
自宅から次世代潜水艦やイージス艦のレーダーシステムデータなど数百点の資料が押収された。資料名を記した「指示書」もあった。兄弟とも逮捕された。
「83年から海軍の情報を中国に送ってきた。中国にも同じ技術を持ってほしかった」。帰化米国人・チ容疑者の口から出たのは「祖国への忠誠」だった。
FBIの元中国分析室長、ポール・ムーア氏(55)は、マク兄弟スパイ事件について「これまでの中国絡みのスパイ事件とは質が違う」と語る。
ムーア氏が知る伝統的な中国の諜報(ちょうほう)活動は、多数の企業関係者や研究者、留学生が、情報のパーツを持ち寄る「人海戦術」が特徴だった。ところが今回は活動期間が長く、入手情報量も多い。何より、指示書通りに直接、高度な軍事情報に迫っていた。よく訓練された旧ソ連のスパイをほうふつとさせた。
もちろん、「人海戦術」の脅威も増大している。近年、中国から米国への入国者は年約70万人。うち学生は約13万5000人に上る。FBI筋は「旧ソ連の諜報機関が見れば、うらやむような現実だ」と話し、「00年から中国関連のスパイ検挙件数が、毎年15%増えている」と明かした。
実は、FBIと中央情報局(CIA)は04年、米国に滞在する約100か国の企業関係者や研究者、留学生らの追跡調査を行った。スパイ活動への関与が確認された人数は、中国とロシアが飛び抜けて多かった。
「中国は米国の開かれた経済システムにつけ込む。中国は、どんな小さな物でも狙う」。FBIは昨年2月、ワシントンで企業経営者を集めた異例の会合を開き、そう呼びかけた。
中国にとって、「開かれた米国」は、自らの大国化に不可欠な情報が容易に入手できる宝の山なのだ。
昨年6月、ネグロポンテ国家情報長官にあてて諜報スタッフから中国軍事力に関するリポートが提出された。その中の一節に、政府関係者は驚愕(きょうがく)した。
「中国軍が最近進水させた艦船に、イージス艦と似た技術が使われている」
中国独自の技術なのか、スパイ活動の成果なのか。答えはまだ出ない。だが、防諜の現場で、中国軍近代化の陰に、米国でうごめくチャイナ・スパイたちがいるのを疑う者はいない。
【中国が絡んだ最近のスパイ騒ぎ】
2005.4 仏で女子留学生(22)が自動車部品会社で実習中に、
コンピューターシステムに侵入したとして逮捕される。
53日後に釈放
5 スウェーデンの大学医学部で、中国人学者が未発表の
研究成果を盗んだ疑いがあるとの報道
5 ベルギーの大学の中国人学生・学者ら700人がかか
わった「産業スパイ・ネットワーク」が存在している
とのネット情報が流れる
6 豪州紙が「豪州での中国人スパイの人数はロシアを超
えた」と報道
6 カナダ紙が「中国のスパイに対してオタワ当局が行動
開始へ」と報道
11 ロシアの著名な研究者が中国への国家機密漏えいで情
報当局に逮捕される。中国の有人宇宙飛行に協力した
とされる。(中国の報道から)
これは メッセージ 1 (nono7370 さん)への返信です.
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