中国の反日デモ

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おはようございます。

投稿者: iwacchi1960 投稿日時: 2005/11/20 12:32 投稿番号: [64083 / 95793]
今日は、夜更かし・・ではなくて、昼中に投稿しています。

朝、新聞を読んでいたら、本の紹介のところで、日本在住の中国人女性で、沙柚という方の本が紹介されていました。題名は「憤青」。

新聞の言葉を借りると、(この先は文そのままで書きます)「憤怒する青年」すなわち「怒れる若者」。著者が反日デモ吹き荒れた今年4月から5月に戻っていた北京で、憤青をはじめ様々な人から政治意識や歴史問題をめぐる考えを聞き取ったリポートである。

躍進する経済の一線で活躍する青年だけでなく、工場現場で働く出稼ぎ労働者、道端であった名も無き人々、反右派闘争や、文革大革命で反革命の烙印を押された知識人など幅広い。年齢、政治経験、収入の違いで、意見と感情が異なる。

日本人とって最も興味深い議論は、日本に対する中国人の激しい感情の発露である。「小日本と戦争するしかないね」という過激な意見から、反日がいかに非合理な民族意識かを説く青年までが丹念に紹介される。躊躇しながらも素直に聞き取る彼女の筆の力が、新聞からは読み取れない中国青年の心理の理解を助けてくれる。

だが、本書の迫力は、日本バッシングの深層心理を語るだけではない点にある。日本の戦争責任に対して謝罪を要求するのであれば、同時に階級闘争の中で多くの死者と犠牲者を出した共産党の失政に対しても謝罪を要求しなければならないという、厳しい視点がある。

中国全土で起きている共産党幹部の汚職・賄賂・腐敗に対する庶民の憤怒。賄賂も社会の潤滑油というあきらめ。矛盾した意見が飛び交うところが面白い。一つの意識に集約し切れない変動期の中国の複雑な社会をえぐっている。
「今時、人間を除けば、全部偽物ですよ」偽ブランドを売る場面での言葉だが、拝金主義がすべてを支配し、政治も経済も歴史も何も信頼できない現代を端的に物語っている。

そして最後に、オリンピックのために破壊され始めた北京の古い街並みで、苦渋に満ちた人生を経験した老人が、出稼ぎ労働者に聞く。「今は白昼ですか、闇夜ですか」男達は異口同音に答えた。「闇夜です」

(横山宏章・北九州市立大大学院教授)

読んで、みたいと思いました。長々とすみません。
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