中国の反日デモ

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5>ロシアの旅

投稿者: k_g_y_7_234 投稿日時: 2005/10/05 00:02 投稿番号: [60843 / 95793]
ホテルのレストランは、レストランというより食堂のようでした。時間も決まっていて、その決まった時間以外にはサービスをしてくれないとのこと。ウエイトレスのおばさん方も、サービスの時間が来てもただお互いにおしゃべりしているだけでした。

注文しても愛想がよくありません。面倒くさそうに食事をもってきます。共産主義社会の下層労働者の方々は、皆さんこうなのでしょうか、と思わず疑ってしまいました。弾む心とは裏腹に、いやな雰囲気で、朝食も粗末なものでした。

だからそそくさとすませて、ロビーに行きますと、彼は待っておりました。先程の制服とは違って、上下ともラフなジーンズスタイルでした。私をめざとく見つけて、ニコニコ顔で近寄ってきました。

ブロンドの絹のような髪に、ブルーの瞳でした。その時、私はロビーにいた他の人たちの視線が集まるのを感じて恥ずかしくなり、足早に玄関から外へと出ました。外の空気を大きく吸って心を落ち着けようとしましたが、落ち着きません。彼が後を追って出てきました。それが分かったので、振り向いて彼を見つめたのですが、キッとした目つきで見つめたらしく、彼は一瞬足を止めて驚いたような素振りをしておりました。

また深呼吸をすると、今度はどうやら落ち着きました。私は高校1年でもませていたのですね、きっと。彼のジーンズ姿に思わず特別な感情が芽生えてしまったのかもしれません。

彼は友人の車があると言いましたが、私は歩きたいといいました。彼の言葉を無視して、目の前の河へと向かいました。大きなゆったりとした河で、古い街が両岸に広がり、まさに異国でした。堤防の遊歩道を彼と並んで歩きました。彼は背が高くて、肩がすぐ私の目の前にあります。お互い無言でした。やや歩くとベンチがあって、私は座りました。彼もすぐ隣に座りました。

「ああ、この人やっぱりいいひとなんだ。やさしい人なんだ」と、そのとき直感的に思いました。河面からつたわるそよ風が心地よくほほを流れ、少し大人になったような自由を感じました。彼の視線も河面にありました。制服とはうってかわって、この国で生き方を探している苦学生のようにも見えました。

「どこへ行こうか?」と彼がおもむろに訊きました。

友人の車まで借りて、私を案内する道順まできっと立てていたに違いありません。そう思うと、彼のこの困ったような質問に思わず吹き出してしまいました。すると、彼も苦笑いを浮かべました。根っからのシャイな性格のようでした。

「歩きましょうよ」
そう言うと、河とは反対の古い街並みの中へと足を向けました。

<後日へつづく>

十二時です。では、おやすみなさいまし。

○僧4
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