中国の反日デモ

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反日デモの原因

投稿者: zhang_r 投稿日時: 2005/06/05 10:32 投稿番号: [44616 / 95793]
繰り返しになりますが、なおもはこびる世間の俗説を批判していこうと思います。

(1)反日教育が原因か
  まず「反日教育」というのは存在しません。あくまで「抗日戦争」で共産党と中国人が輝かしい勝利を収めた歴史についての「愛国教育」です。共産党は自身の正当化のために「反日」だけを教えているわけじゃないんです。いろいろ教えた結果「反日」だけがたまたま残ったのです。それに「反日」と言っても日本人を嫌いにするためというより、過去の「侵略」に関わる部分だけを問題にするものです。
  やはり認識しておくべきは、今の中国人にとってこの百年の間に無条件に「誇れる過去」というのは日本の侵略に打ち勝った歴史しかなくなっていることです。毛沢東時代も訒小平時代も大きな傷を抱えています。その中で「純粋」に正しいと信じることのできる歴史が抗日戦争なのです。これは決して譲れない「絶対善」です。日本人が歴史的実証をもって批判しようとしても、全く無意味です。それは犯罪者の弁解としか映らないからです。「『侵略』に関わることは公式に全否定しろ!できないなら今の日本も信用できない!」というのが中国の主張なのです。

(2)情報不足が原因か?
  これも繰り返しますが間違いです。アメリカやヨーロッパでも反日デモは起こってます。国内にしても、比較的情報量の多いと思われる層がデモに参加しているのです。検閲の力を過大評価するべきではないというより、比較的そういう力から自由になっていると思われるような所でデモが起こっていることを重視すべきなのです。
  では情報量の多い人のほうが「反日」に走るのはどうしてか?基本的にインターネットや大衆紙、テレビなどでは「中国」以外につながるネタがないからです。また海外の中国人は、日々外国人と接触しているので、一般人以上に中国人意識が強くなります。テレビや新聞なら政府の統制がまだききますが、インターネットになると完全にはできにくくなります。もともと「反日」ナショナリズムが強いというより、情報社会化、国際社会化に適応しようとする過程で「反日」が必要になったのです。

(3)本当は政府批判がしたい?
  これも全く否定はしませんが、蓋然的な根拠がありません。共産党支配を否定したり常務委員のスキャンダルを暴露したりはできないにしても、「体制内の政治改革」くらいのことなら充分に言えます。本当に政府批判がしたいなら、「反日」以前にこうした可能なレベルの政府批判をするでしょう。やはり「反日」自体が目的だと考えるべきです。というより、デモで盛り上がりさえできれば何でもいいという感じなのかもしれません。政府批判はしたいけどできないのではなくて、それはちょっとヤバイから「反日」にしとこうみたいな。

(4)政府がしかけたのか?
  テレビの映像からそう考えたくなるでしょうが、やはり陰謀説の域を出ないでしょう。ただし中国政府が日本の反発を大した事と思っておらず(実際何も大した事ないし)、それよりも自国民の反発のほうを恐れていたことは間違いないと思います。副首相の会談ドタキャンは「靖国参拝は主権の問題」と言われて、国内世論の収拾がつかなることを恐れたからです。日本を怒らせたところで大したデメリットはありません。中国政府にとって経済はともかく、政治・軍事の面では日本なんて適当にあしらっとけばいいと思っているのは確かです。これはアメリカからもそう思われているわけですが・・・。

中国を批判するからには相手を説得できるように言わなければなりません。「主権の問題」なんて開き直る前に、中国が何で「反日」で馬鹿騒ぎしているのかをまず理解しなければならないでしょう。相手が理解しようとしないのであれば、こちらが理解に努めればいいだけです。 一番やってはいけはないのは、「中国は無知で常識がない」という類の批判です。軽蔑や嘲笑は相手にルサンチマンを蓄積させるだけで、納得を引き出すことは絶対にできません。

靖国参拝は今はすべきではありませんが、すべきだと思っていると人がいるとしたら、「主権の問題」「外国では当然やってる」などというものではなく、いかなる「正義」や「情熱」で参拝をすべきなのかを積極的に語るべきでしょう。
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