中国の方にわかってほしいこと
投稿者: ganbaruzone 投稿日時: 2005/04/16 14:23 投稿番号: [3799 / 95793]
歴史に限らず、日本では教育は「国家」のためでなく、受ける国民「個人」のためになされるべきという考え方です。(憲法13条にみられる個人主義、憲法26条など)
したがって、日本では愛国心にせよ反省にせよ、国家が「思想」や何らかの「価値観」を教えることは忌避される傾向にあります。そうした思想や価値観は教育によってではなく、各人が読書やその他インターネットなど自由な情報収集によって独自に築き上げるものとされているのです。教育とはそのための準備というべき知識や判断力・分析力の育成に限られるべきで、それ以上は国家が口出しすべき領域ではありません。
こうした日本政府の態度は、戦前の反省からくるものです。戦前の日本は言論の自由がなく、個人が自由に判断したりものをいえる立場にありませんでした。教育でも忠君愛国が強調され、過度の思想教育がなされました。その結果として、日本は軍部の独走を許し(むしろ協力し)、日本国民と周辺諸国を未曾有の戦争の惨禍に巻き込んでしまった、と多くの日本人が考えているのです。
こうした歴史的経緯から、国家が特定の考え方(反省であれ何であれ)を国民に押し付けることに日本人は警戒しており、またアレルギーも持っています。また、愛国を強調する国家主義的な中国の歴史教育に対し、日本人が激しい反応(危惧)を示すのにはこうした背景があるのだ、ということを理解していただければと思います。
これは メッセージ 1 (nono7370 さん)への返信です.
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