中国の反日デモ

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中国の魔女狩り【趙薇事件】

投稿者: goma_pudding100 投稿日時: 2005/05/08 19:20 投稿番号: [31724 / 95793]
  中国の過激なナショナリズムを端的に表す事件が2001年末から2002年初頭にかけて起こった。
  参考『中国「愛国攘夷」の病理』石平   小学館文庫

  発端は中国の女優がファッション誌のモデルとして身に着けた一枚の服だった。
  女優の名前は趙薇(ジャオ・ウェイ)中国の国民的アイドルである。

  問題の服は、ニューヨークのデザイナーが作った服を中国人のモデルが着るというファッション誌の企画の中

の一枚で、日本海軍の旭日旗に酷似したデザインだった。
  東洋的なデザインを依頼されたアメリカ人のデザイナーには、日本も中国も同じような「東洋」のカテゴリー

であり、違いが分からなかったのだろう。
  モデルとして起用されたジャオ・ウェイは「仕事」で「ファッション」として「服」を着たに過ぎない。

  写真は2001年9月発行の雑誌に多くの写真と一緒に掲載された。
  12月3日に検索サイト「sina.com」に問題写真として掲載すると、その日のうちに中国内の多くのインターネッ

トサイトに転載され、翌日には多くの新聞がとりあげ報道された。

  全国から「民族感情を傷つけた」「封殺せよ」などの強烈な抗議が殺到し、各地で法的告訴への動きも見られ

た。傷つけられた民族意識の損害に対して告訴したい意向を示した「市民」に、弁護を引き受けようと表明する

弁護士も現れた。弁護士は、この案件は「精神損害罪」として立件できると指摘し、さらに中国憲法への「違憲

事件」である可能性もあると述べた。

  このような一般人民の「憤慨」と並行して、有識者達は「意味」をこじつけ始め、ジャオ・ウェイが日本軍国

主義の復活を応援し宣伝するものとして「これは一着の服の問題ではない、重大な政治的問題である」と断じる

ものまであった。
  このような「政治的問題」をこじつけられ社会的に抹殺するという手法は文化大革命時にも横行し、毛沢東の

写真の載った新聞紙で大根を包んだおばさんが死刑にされたり、革命歌の歌詞を間違えたおじさんが投獄される

といった迫害が一億以上の人々に対して行われたという。

  公式の謝罪にも関わらず、ここまで断罪されてしまったジャオ・ウェイに対する批難はおさまらず、暴力事件

にまで発展した。コンサート中に一人の男がステージに跳びあがり、彼女に排泄物を浴びせた後さらに一撃を加

えて地面に倒した。この男は、後の取材で「愛国的情熱」にしたがって行動したと答えた。
  この事件に対する一般の反応は更に衝撃的である。
  中国で人気を誇る検索サイト「sina.com」にこの事件が掲載されると、読者のコメントが多数寄せられた。
  「よくやった、英雄に最大の敬意を表したい」
  「俺だったら、彼女を撃ち殺したところだった」
  「彼女は国賊だ。同情する余地はない。もっとやれといいたい」
  「死ぬまで殴れ」「生き埋めにしろ」
  sina.comで実施されたアンケートでは62万6575名の回答者の50.99%が男の行動を支持すると答えた。

※その後の経緯は書かれていませんが、現在、彼女は無事です。第一線のアイドルとして活躍中。
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